総理施政方針演説、「位牌を洗う自衛官」

昨年は台風や竜巻により、国内外で大きな被害が出ました。それに伴い、自衛隊も伊豆大島やフィリピン等へ災害派遣を命ぜられ、行方不明者の捜索や給水、医療支援等を行いました。

安倍総理は、伊豆大島災害派遣でのエピソードを紹介し、最高指揮官としての思いと国民の命を守る決意を表されました。紹介します。

「伊豆大島への災害派遣。活動中に位牌を発見した自衛隊員は、泥を自らの水筒で洗い、きれいに拭き取りました。その様子をテレビで見ていた方から自衛隊に手紙が寄せられました。

『本当に涙が出ました。あの過酷な条件のなかで自衛隊員の心に優しさに感動しました。』

その手紙はこう続きます。

『私はもうすぐ八十歳になりますが、戦争を知っている世代としては最後の世代ではなかろうかと思います。このように逞しく、また、心やさしい自衛隊員がおられる日本は安心です。』

自衛隊は、何物にも代え難い国民の信頼を勝ち得ています。黙々と任務を果たす彼らは、私の誇りです。」

自衛隊の本来任務は、災害派遣ではありません。しかし、愛する国土・国民を守る軸、思いは通じるものがあります。

このように最高指揮官たる総理の言葉・思いが、士気を鼓舞し、どんなに苦しい訓練でも耐えうる活力源となります。

震災地の復興、景気回復、危機管理、総理の強い思いが込められた第186国会施政方針演説でした。






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