12日、名護市長選挙戦が開始された。


候補者はは、普天間飛行場の辺野古移設推進派の末松氏と移設反対派の現職稲嶺候補で、まさに一騎打ちの激戦の様相です。


佐藤は、推進派の末松候補の勝利に向け、12日から13日にかけて、佐藤の沖縄後援会や自衛隊応援団等関係者に訴えて参りました。 国家安全保障に関わる事業で、知事も容認する中、現職市長がその事業阻止を公約としているのが今回の選挙戦です。


ただ、現地に入り感じたことは、移設反対派の稲嶺陣営が「移設阻止」を訴えており、マスコミもあたかも稲嶺候補が勝利すれば、移設が出来なくなるかのような印象を有権者に与えているようにも感じました。


そもそも市長が飛行場移設を阻止できるのでしょうか?


極めて困難、不可能に近いと私は思います。


普天間飛行場移設に伴う最大の手続きは県知事の埋立承認です。名護市が関与する手続きはあるとしても漁港の使用などごく一部、工事全体が止まるようなことはありません。 総理も工事は継続する旨表明されています。


行政庁の権限は、それぞれの許認可制度の趣旨と客観的な基準に照らして一定の処理期間の内に適法に行使することが求められており、主義主張によって特定の申請者に対して不利益な取り扱いをするなど恣意的に許可・不許可を決めることはできないと思います。


故に、一部手続きで、名護市の許可、協議、承認を得ることはありますが、はじめから「阻止」を主張することは、首長としては如何でしょうか?主義主張に基づく職権濫用との批判も出るかもしれません。 政府は、計画に従い、普天間飛行場の危険を早期に取り除くべく、辺野古沖の測量と滑走路設計業務の公告をすると思います。


また、稲嶺候補応援への共産党の力の入れようは凄い、「安倍政権VS共産党」という感じも持ちました。


佐藤は、末松候補が、現実を踏まえ、沖縄の全体の負担軽減、沖縄の基地整理縮小を行いながら、新しい名護市を目指し、雇用、福祉と教育等に力を入れ、未来への責任果たそうとする心意気を評価し、心を込めて応援し、勝利目指したいと思います。