本日午後1時より、参議院防衛委員会にて、佐藤は以下3つの質問をした。

在外邦人輸送に関して自衛隊法改正の審議が予定されているが、武器使用に関してだけではなく、在外邦人の命の確保についても審議願いたい。特に、陸上輸送において車両の防護性・防弾性が重要だと考える。外務大臣の見解やいかに?

これに対し岸田外務大臣から、邦人の命を守るため、防弾車の配備は重要課題であると認識しており、より充実した配備は政府の責任であると考える、との答弁があった。

また、自衛隊法が改正されても、今海外派遣中の自衛隊員は法改正を前提とした装備を持っていない。そこで急ぎ配備するにあたって、防弾性に優れている機動戦闘車の試作品を邦人輸送用に改良して、現存の4両のうち2両を現地に配備してもよいのではないか。
それが叶わないなら米軍のMRAP(マイン・レジスタント・アングリッジ・プロテクテッド)を参考品として購入し配備するべきではないか。
自衛隊員の命を預かる防衛大臣のご意見を伺いたい。

これに対し小野寺防衛大臣から、ご意見はもっともであり省内で検討する、との答弁があった。

最後に、離島における住民の保護、避難について、質問した。
インフラが整備されていなければ自衛隊も運用できないので、整備する必要がある。
空港の滑走路や大型船が入港できる港湾を整備しないと、特に南西諸島での守りが弱いままになってしまうので、国土交通省の協力をぜひお願いしたい。

これに対し、野上国土交通副大臣は、地方自治体とも連携して整備していきたいと答えた。