今朝は「明日の国防を考える会」勉強会を開催しました。
ゲストにジャーナリストの桜林美佐さんをお招きし、防衛大綱のあり方、領土防衛などについて対談をしました。

まず、憲法に自衛隊の位置づけがないことで、PKOで海外に派遣される部隊が軍としての身分を享受できない問題点、
緊急事態の規定がないので、自然災害を含む有事の際でさえ、平時の一般法に縛られて、人命を救うという最大のニーズに対して迅速に動けないことなどの問題点を提起しました。
法治国家だからこそ、有事の際の法整備を、平時から研究し議論し、整備していくことが大切になります。

領土問題については、民主党政権時代に中国、韓国
ロシアから随分と舐められましたが、根底には、自民党政権時代から甘かったとも言えます。国家の三要素は「領土」「国民」「主権」ですが、わが国会には「領土」を正面から扱う委員会がないし、政府には担当大臣もいません。
北方領土は内閣府、竹島は外務省北東アジアとバラバラで組織も小さいのです。
第二次安倍内閣では、山本一太 内閣府特命担当大臣(沖縄北方対策担当)を中心にして、国境の離島を守るために国境離島振興法案を揉んでいるところです。

わが国は法治国家ですから、法の下で具体的にどうするのかが大事です。南西諸島への自衛隊配備など抑止力をどう効かせるか。
尖閣諸島では、いまは警察と海上保安庁が前に出て対処していますが、自衛隊は警戒監視など後方支援をしています。これは、相手とのバランスをとっているからです。海上保安庁の背後には、自衛隊の護衛艦やF15戦闘機などの攻撃力があるんだぞということで抑止力になっています。
しかし、これからは警察や海保と強靭でシームレスな連接ができるように体制を整えていきます。

「最悪に備え、最善を尽くせ」

災害、有事に備え、強い日本をつくる、誇りある日本をつくる!
自民党の参議院議員、防衛大臣政務官として、現場主義で汗をかいていきます。

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