決算委員会にて、尖閣諸島、南西諸島防衛、竹島の国際司法裁判所(ICJ)への付託、福島復興、オスプレイ安全対策についての質問、指摘を行なった。


○尖閣諸島について

 東京都の尖閣諸島購入計画について、8月19日に総理と東京都知事が官邸で会談した。公式会談ではないのを建前に、(尖閣諸島の国有化を認める条件として、国による漁船の待避施設建設などを挙げた)都知事の意見に対して、何の回答をしていないというのは失礼ではないのかと述べた。また、尖閣諸島国有化に際し、無人状態での船だまりを建設した場合、不法占拠される可能性が極めて高いので、警察をおいて有人管理にすべきとの指摘をした。


 香港人の活動家が海を泳いでいるその脇に海上保安官が乗り込んだ3隻のボートがあった。そのとき、逮捕は可能ではなかったのか?また、船舶法第3条にもあたらないのかとの質問をした。


 入国管理局職員が魚釣島に前もって待機したり、海上保安庁の船に乗っていたのは、初めから入管法第65条を適用するシナリオがあったのではないかと推測ができる。また、再度、警察が撮影していたビデオの公開を政府に求めた。


○南西諸島防衛について

 那覇空港には1本の滑走路しかなく過密状態となっているため、第2滑走路の整備を求めた。また、中国からの南西諸島の防衛を考える上で、台湾の地政学的価値について政府に質問をした。


○竹島の国際司法裁判所(ICJ)への付託について

 竹島のICJ同意付託について、国内外にその正当性を示す必要がある。アメリカ政府機関は尖閣諸島を「尖閣」との表記であるが、竹島は韓国名の独島となっている。竹島の領有権を訴えるためにも、この表記を改めてもらうべきとの要望をした。


○福島復興について

 福島復興局は広報活動が乏しく、地元住民に知られていない。また、国の出先機関もばらばらに立地していて主要な機能が一本化されていない等の問題点を政府に指摘した。


○オスプレイ安全対策について

 モロッコ・フロリダのオスプレイ墜落事故調査の分析評価が進んでいるが、日本における安全対策について、その工程を森本防衛大臣に確認した。