名古屋において「佐藤正久と語る会」を開催していただきました。
テーマは「時代に即した新憲法のあり方」について。
前愛知県隊友会会長の青山昌嗣さんの進行の下、パネリストにシナリオライターの広能達二さん、会社役員の棚橋信行さん、元自衛官で県警備協会の講師をされている竹原鉦輝さんをお迎えして、意見交換をしました。

佐藤は5年前に立候補したときから「自主憲法の制定」を主張しています。今日は多様な分野でご活躍されている先輩方からのご意見を拝聴し、勉強させていただきました。

憲法に関心を持っている人は、全国民の20%とのこと。
国民投票にかけなければいけないことを考えると、もっと関心を高めなければいけない。それは政治の責任だと思っています。

まず、自民党4月に憲法改正草案をまとめて発表しました。時代の要請に合わせて、内容も平成17年の改正草案から進歩しています。

そもそも憲法は要るのか、という議論からはじまる深い論争になります。日本国憲法か、日本国家憲法か、名称についても様々なご意見、ご指摘がありました。
佐藤は、国家は国民に守られ、国民は国家に守られる、国家と国民で国と捉えて、日本国憲法で良いと考えています。

天皇は国家意思の決定者か、承認者かとの議論。
会場から「君臨すれど統治せず」とのご意見もありました。
天皇は欧米型の元首とは歴史が違います。強いて言えば、承認者が近いのではないでしょうか。

その他、国家非常事態か緊急事態か、その呼称。
PKOの現場で、邦人の警護救出ができないことなど、様々な議題が俎上に上がりました。

青山さんからもご指摘があったように、いつまでに憲法を改正するのか。つまり結果を出すのはいつなのかを明確にしなければいけません。
その手続のために改正手続条項の改正もしなければいけません。
自民党もまだそこを明確に示していないことは、真摯に反省しています。

自衛隊の最大の任務は、国に独立を守ること。それから、国民の生命と財産を守ること。
国会議員にもこのことをよく分かっていない人がいます。

いまの憲法には、国民の自由と権利ばかり書かれていて、責任と義務が欠けています。

国防、安全保障の現場で働いてきた自衛隊出身の国会議員として、引き続き憲法問題に取り組んでいきます。

お昼からの突然の大雨にもかかわりませず、300名を超える方々にご参加をいただき、ありがとうございました。
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