7月4日(水)朝08:00から南スーダンPKOの現状について生目田徹 現地支援調整所長(派遣国代表1佐)から報告があった。 


自衛隊はUNMISSのミッションを昨年7月に独立した南スーダンで行ない、現地支援調整所で日本独自の支援の様々な試みを模索している。南スーダンでは5月から雨期に入り、8月は降水量が最大になる。短時間で強風・雷を伴うスコールのように降り、悪天候の中現場の隊員は過酷な任務にあたることが予想される。


 本格的な南スーダンの国づくりの支援をするため、現地調整所の存在意義や活動の実効性の現地の評価、国連からの要請に対する対応等、様々な留意点がある。また、現地メディアへの情報発信には通訳や英語資料作成のため、さらなる態勢の整備が必要とのことだった。


 今後、国連の更なるニーズに応え日本独自の活動を展開していくには、南スーダンの大使館設立と現行PKO法の改正を行ない武器使用条件の緩和が求められる。現地で様々な法的な制約を受ける中、汗を流している隊員のため、任務が達成できるような環境を構築すべく奮励していきたい。