本日0800より、外交・国防部会が開催され、1.北朝鮮ミサイル発射事案に係る政府危機管理対応検証チーム報告書について 2.2+2共同発表について 3.野田総理の訪米について、内閣官房・外務省・防衛省から説明があった。

4月の北朝鮮による人工衛星と称するミサイル発射に対して、米軍が探知をして防衛省にSEW(早期警戒)情報を伝えたが、官邸には通報されなかった。しかし、わが国の安全に影響が及ぶ可能性があったので官邸へ報告するべきであった。官邸から国民への情報発信は、危険の有無を問わずJアラートを活用するべきだが、マニュアルに沿って危険でないため発表しなかった。これに代わってエムネットを活用したが、手書きであり、誤字脱字が見られるなど、問題だらけであったとの報告書の説明を受けた。




参加した国会議員からは、今回の対応は問題だらけである。そもそも「失敗した」対応の検証を、失敗した張本人たち(政治家・官僚とも)が行なっていた。また、ミサイルが飛んでくることが分かっているのに危機管理センターに待機していなかった。秘書官や副長官は何をしていたのか?等の意見が出た。




2+2共同声明では、海兵隊の沖縄からグアムへの移転によって生じる嘉手納以南の土地返還は、普天間移設とは切り離すこととなり、海兵隊はグアムに4000人移転、その他に5000人移転する。グアムの海兵隊は米本土からの移転を加えて5000人となる。そして、野田総理の訪米については、アジア地域の平和の促進の重要性、普天間移設が唯一の有効な解決策を再確認したと関係省庁から説明があった。




参加した国会議員からは、グアム移転協定の見直しが必要になって自民党の防衛政策とは違うことで政権奪還後の対応が必要になるなど、問題は多い。また、22を直接会わずに文書で済ませるなどという言語道断なことも行なわれており、許すことができない等との意見が出た。