緊急トークライブ!in石垣島 開催

しかいとさにしゃん。
八重山防衛協会青年部の皆さん、ご参加いただいたみなさん、ありがとうございます。
砥板芳行 石垣市議会議員、山田義彦 東海大学教授、井上和彦氏と「どう守る、国境と離島」というテーマでディスカッションをしました。

佐藤正久オフィシャルブログ ”守るべき人がいる” 佐藤正久オフィシャルブログ ”守るべき人がいる”

北朝鮮ミサイル対処で、PAC3が配備されたのもここ石垣島、中心街のすぐ近くです。
北朝鮮がミサイルを発射したとき、東京では8時頃にニュース速報が流れましたが、政府は「確認していない」という発表をしました。ミサイルが上空を通過すると計算されていた現場はどういう状況だったか。

砥板議員は「7時40分過ぎ、自衛隊が直接石垣市役所にSEWを入手したと連絡にきました。市長たちがエムネットの前で政府発表を待てども、何の連絡もこなかった」と、官邸の危機管理に対する不信感を漏らしました。

PAC3配備で約450人の自衛官が駐屯しました。食事を作る設備は持ってこられなかったので、戦闘食を配分するのかと思われていましたが、結局、現地でお弁当を購入することになりました。
隊員も戦闘食よりは温かいお弁当の方が士気が上がります。地元にとってもお金が落ちて経済効果がありました。

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石原東京都知事が、ワシントンで「尖閣諸島を東京都が購入する」と発表したことについて、地元石垣市の方もおおむね好意的に受け止めているようです。

石垣市議会は「国による購入を」と意見書を可決していますが、本意は東京都による購入を否定するものではなく、筋論として、そもそも国がしっかりしてくれ、ということだとの解説が砥板議員からありました。

山田教授からも補足がありましたが、尖閣諸島を国が購入したら、実は何の意識改革も変化も起きなかったでしょう。これまでと同じように「誰も立ち入るな」と制限するだけで、問題解決の先送りです。
石原都知事がワシントンで発信したというのもよく考えられていて、アメリカと中国に対する日本としての強いメッセージになりました。
財政力のある東京都が購入すれば、石垣市と共同で開発ができるようになると期待します。

小笠原諸島も東京都に帰属しています。父島、母島は、自然のままに放置しているのではなく、人の手を入れて、自然に近い形で保護しています。観光振興のためには、自然を守りながら受け入れるための港湾、検疫、宿泊、上下水道、通信などのインフラ整備も必要です。

国境の離島を守るには、人が生活していることが大切です。
八重山諸島は島で構成されています。さらに言えば、沖縄の離島である石垣島の離島、つまり二重に離島という厳しい環境で生活している方が島を守っているのです。

井上和彦氏が「人は石垣、人は城」といいましたが、国境離島を守るひとたちの命を守ることを最優先でやらなければ、国境離島は守れなくなります。

午前中に新石垣空港を視察し、急患搬送の課題を考えましたが、政府はもっと「国境の島に生きる人たちの命を守る」ことに真剣に取り組まなければなりません。