○ 北朝鮮の人工衛星について

 北朝鮮からミサイルが発射されたときに、自衛隊法第82条の3の第3項の破壊措置を行使するにあたって、具体的な要件は何か。どのような情報、兆候、条件がそろえば破壊措置を実行できるのか。大臣の懸念事項は何か?また、現在、東シナ海と黄海にイージス艦を設置しているが、北海道など届かない場所もある。加えて、前回の北朝鮮のミサイル発射時に、日本海のどこにミサイルが落下したのかもわからなかった。東京に落下する可能性もある。日本海にイージス艦を配備する必要はないのか?前回、北朝鮮の航空機が日本の領空に接近していたが、これが自衛隊員の安全確保のための一番の不測事態と思われる。大臣が思うより現場はギリギリの判断をせまられている。敵から攻撃を受ける前に95条によって守ることができるのか。また、敵から撃たれる前に攻撃可能か?できるとすればどういう兆候があった場合か?

○ 原子力関連

 舞鶴にある海上自衛隊基地は、高浜原発まで約13キロである。地震があった場合に基地が使えなくなってしまう可能性があるのではないか?また、舞鶴に関わらず、原発近くに自衛隊基地が多いのが現状である。予算の出ている東北以外の地域の基地の地震、津波対策が不十分ではないか?この問題点は、インフラ設備が警察、防衛省を呼ばずに国土交通省が決めている事と思われる。防衛省内部に国土インフラ設備を促進する部署を作る必要性は?

○ ホルムズ海峡の自衛隊派遣について

 日本に石油を運ぶ大動脈であるホルムズ海峡への自衛隊派遣について以前、小沢元民主党代表がアメリカの個別自衛権に日本が参加すべきでないとの見解から派遣を中止した。また、以前インド洋に海上自衛隊を派遣したときは、各国から大変感謝されたが、インド洋への海上自衛隊の派遣は憲法違反か大臣の認識は?

○ 南スーダンのPKO派遣について

 一川前防衛大臣は、自衛隊を派遣する前に出口戦略を考えると言ったが、田中大臣は確認したか?また、これまでのPKO派遣と違い、南スーダンは長期的な国づくりを目指している。出口戦略、中期計画はどうなっているのか?政府の責任として戦略や計画なしにどうやって予算を作るのか?派遣する前に精緻な議論をして欲しい。