１２日は、陸上自衛隊高等工科学校（旧少年工科学校）の卒業式に参加してきました。
同学校は、中学校を卒業した若者が、将来の陸自の技術陸曹を目指して入校する陸自の学校です。入校するためには難関の試験をパスしなければなりませんが、３年間、教育訓練を受けながら横浜修悠館高校の卒業資格を取ることも可能です。
２２年度入校生から身分が「自衛官」から「生徒」に変わりました。そのため本５５期生が自衛官としての最後の卒業生になります。最後ということもあり、非常に思いが籠もった卒業式でした。佐藤も同期との堅い絆を財産としてこれからの自衛官としての勤務に励んで頂くよう激励させて頂きました。
最後は「仰げば尊し」の涙の合唱でした。
続いては在校生による送別パレードです。１年生、２年生は身分が「生徒」のため自衛官の制服は着られません。パレードの音楽も生徒隊の音楽隊です。観閲官は市野学校長です。
左右の写真を見て違いがわかりますか？２年生は銃を携行できますが、１年生はバッグを持っての行進です。２年生にならないと銃は持たせてもらえません。
これも在校生による送別のドリルです。卒業生も盛んに拍手をおくっていました。
行事の最後は卒業午餐会です。卒業生のご家族と歓談、そしてお茶（当然ですよね、皆未成年）で乾杯！
平日にも係わらず大勢のご家族の方が参列して頂きました。この３年間、温かいまなざしで見守って頂きありがとうございました。この学校は、人格教育の面でも日本一、世界一の学校だと思います。
生徒５５期生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。防衛大学校、陸自の各職種学校、海空自の航空学生
、健康上等の理由から自衛隊を退職して民間で頑張る方々、道はそれぞれ違いますが、皆、同期です。今後ともこの３年間の労苦を糧に大成されることを祈念いたします。将来の日本の国防、よろしくお願いします。
市野学校長以下学校職員も皆さん、ありがとうございました。そしておめでとうございます。