昨日は、大きく時代が変わる今。
今までの常識が常識ではなくなっているという話をしました。
そのひとつの例として、仕事の生産性は、安心安全な環境であることが大きく影響するということ。
そして、それはグーグルの調査結果だということを紹介しました。
仕事の生産性を心の状態という側面から話される時代になってきているんです。
で、同じことが、ティール組織という組織論で言われているんです。
今まで、常識としていた達成型組織では、以下の3つの副作用があると言っています。
1:生存本能に訴えかけて人を動かすと【恐れ】で疲弊する
2:役割や肩書、上下関係を作ると管理コストの増大と【恐れ】で疲弊する
3:実力主義・能力主義を推奨すると社員が本来の自分を見失い疲弊する
どうですか?
今まで、企業が競争に勝つために良かれと思ってやっていたこと。
言わば常識を否定されていませんか!?
かなりインパクトがあると思います。
一方、ティール組織は、何を重視しているか。
1つ目は。
1:存在目的に耳を傾ける
です。
組織の存在目的と個人の存在のベクトルが合った時にティール組織はとてつもないエネルギーを発揮すると言っています。
2つ目は。
2:自主経営=気づいちゃった人が「助言」をベースに社内の資源を集め、推進する
です。
今までのような、社員同士が現在の自分の役割や、上司から与えられたものに従属的に取り組むものではなく。
多くの人材と交流しつつ、より最適なテーマに、より最適な責任者が見つかり、より多くの関係すべき社員とのつながりやコラボレーションが生まれると言っています。
3つ目は。
3:全体性=思い切って自分自身のすべてを職場に持ち込む
です。
「達成型組織」は、あくまで会社の業績に直接貢献する部分しか、社員のことを見ません。
これに対して「ティール組織」では、職場の心理的安全性を高め、他の人に対してありのままの自分を見せても、傷つかず受け止められるような環境作りに注力します。
と言っています!
これは、前回書いたグーグルの調査と同じです。
いかがですか?
今までの常識を覆す考え方だと思いませんか!?
このように、組織のあり方、マネージメントのやり方に関する考え方が変わってきています。
今日、あるセミナーを受けてきたのですが。
そこでも、同じような話がありました。
それについては、また、明日書きたいと思います。