矢板市の考えを私なりにまとめました。

 

それもまあ多少大切かもしれませんが、

それだけじゃないので、

一喜一憂することなくやることやります。

ちなみに他にはこんないい数字があります。

 

それがどんなものであるかどうぞご覧下さい。

青年会議所OBにしてバリバリの自民系、伊藤幹夫議員です。

 

<伊藤幹夫議員> 

皆さん、おはようございます。
第348回定例会におきまして、

和田議長より質問の許可を得ましたので、

通告順に従いまして質問をいたします。
 

今回は、

1、住みよさランキングについて、

2、国道4号拡幅事業について、

3、矢板市立図書館の運営について、

4、クールチョイスについて質問いたします。
 

まず、住みよさランキングについて、

(1)住みよさランキングへの認識について質問をいたします。
住みよさランキングは、公的統計をもとに、

それぞれの市が持つ都市力を

「安心度」「利便度」「快適度」「富裕度」「住民水準充実度」の

5つのカテゴリーに分類しランクづけされたもので、

ランキングの算出には15の統計指標を用いております。

発表されますと、地方紙を中心に全国的に報道され、

注目が高まります。

私たち地方議員が行政視察等を考慮するときのアイテムでもあり、

移住、定住をする際の参考にもなっております。

宇都宮市、50万人以上の都市で5年連続全国1位や、

さくら市、県内2位、全国111位では、

ランキングを自治体の魅力と実力としてアピールしております。
全国の814市区、791市と東京23区が対象で、

算出に当たっては

主観や定住的要素を含まない

客観的な国等の各種統計を使用しております。

人口数よりも住民1人当たりの数値をもとに算出するもので、

財政規模や人口等の量ではなく

質という点での客観的数値に基づく

自治体運営が問われるのではないでしょうか。
栃木県は、魅力度では下位レベルに位置しますが、

それは県外の人たちによる栃木の魅力がないという

主観に過ぎないからではないでしょうか。

他方、

県内の人が実際に高い生活水準を享受しているという客観的事実があり、

基本的なインフラの基盤整備や都市開発による産業促進と

充実した福祉政策の着実な推進を

全県的に取り組んできた結果があると思われます。
 

思想や信条という主観を超えて、

具体的かつ科学的で実践的な政策運営を追求するためにも、

住みよさランキングと

それを構成する具体的な15の指標について認識し、

矢板市の分析をしなくてはならないと考えます。

住民、市民、有権者、納税者にとって、

好き嫌いやイデオロギーを超え、

事実と現実と客観を直視して

政治と行政を考える必要があると思います。
矢板市として、

住みよさランキングへの認識と分析についてお伺いいたします。
以上で壇上での質問を終了いたします。

<齋藤淳一郎市長>
伊藤幹夫議員の

住みよさランキングへの認識についてのご質問にお答えをいたします。

住みよさランキングは、

民間の出版社が公的な統計データをもとに、

全国都市自治体各市が持つ都市力を

「安心度」「利便度」「快適度」「富裕度」「住居水準充実度」の

5つの観点に分類をし、採用15指標について、

それぞれ平均値を50とする偏差値を算出し、

総合評価としてランキングされたものであります。
2017年度、矢板市は、全国814都市中314位でございまして、

県内14市中7位でした。

 

カテゴリーごとの評価を見ますと、

評価の高い順に、

 

住宅延べ床面積と持ち家世帯比率による

「住居水準充実度」を示す指標が233位、

 

小売業年間販売額と大型店店舗面積による

「利便度」を示す指標が237位、

 

病院の数、介護施設の定員数、

出生数や保育所の定員数、待機児童数などからなる

「安心度」を示す指標が342位、

 

財政力指数、地方税収入額、課税対象所得額による

「富裕度」を示す指標が391位、

 

汚水処理人口普及率、都市公園面積、転入・転出人口比率、

新設住宅着工戸数による

「快適度」を示す指標が673位となっております。
 

さて、

住みよさランキングの算出に当たり採用された指標を分析することは、

矢板市が抱える問題、

課題の洗い出しと将来への目標設定に参考になるとは思いますが、

まちづくりと自治体経営に必要なものは、

15の限られた指標だけで

方向づけされるものではないと考えております。

また、住みよさランキングについても、

特定の指標により算出されたものであるので、

ある種の切り口ではありますが、

必ずしも

絶対的な住みよさを数値化できているものではないと考えております。
本来の住みよさというものは、

そこに暮らす市民がそれぞれ感じるもので、

交通の利便性教育環境が整備されているか、

自然が豊かであるかなど、

15の指標以外のものも数多くあるかと思いますので、

市民からのさまざまな要望に対し有効な施策で応え

矢板に住んでよかった

矢板市に住み続けてよかったと言われるような

子どもや孫が帰ってくるまちづくり」に向け努力をしてまいります。
以上でございます。

<伊藤幹夫議員>
それでは、再質問をさせていただきます。

この住みよさランキングは、

市長がおっしゃるように15の指標だけで構成されておりますが、

これも矢板のPRに向けての1つの材料で、

これを参考にされ、またそれを、私たちもそうですけれども、

行政の方々もそれを参考に

いろんな資料をつくられる部分もあると思います。

また、

一番住民の方が目にしやすいものではないかと思います。
先ほど特定の指標以外に何かそれ以外ではないという答弁がありましたが、

何かこれ以外に指標とされるものがありましたら、ご答弁をお願いいたします。

<齋藤淳一郎市長>
ただいまの再質問に対しましてお答えをいたします。

住みよさランキングなどの都市の格付につきましては、

評価をする上での1つの手法であると思いますが、

自治体の規模、財政状況、政策等、事情が

異なる状況下での一律の評価では、

現状を正確に分析することが難しいことも事実でございます。
そういった点におきまして、

この後ご答弁申し上げるつもりでございましたけれども、

矢板市におきまして参考となる代表的な指標といたしましては、

総務省が作成をしております

人口規模や産業構造が類似する団体

グループ分けした類似団体の財政指数や職員数がございます。

この指標を活用し、

類似の市と施策や取り組みを比較することも

現実的で有効的な分析手法ではないかと考えております。
以上でございます。

<伊藤幹夫議員>
先ほど特定の指標ということで

次の質問の答弁をされてしまった感はしますが、

では、2つ目の質問といたしまして、

矢板市が注視、注力する各種ランキングや指標について、

今市長から答弁ありましたが、

客観的かつ公共性のある指標をもう一度ご答弁お願いいたします。

次の質問です。

2つ目の質問です。

矢板市が注視、注力する各種ランキングや指標について、

住みよさランキングは

民間の調査による指標としてのアイテムとして考える自治体もあります。

矢板市として他に

注視、注力する客観的かつ公共性のある指標があるのかお伺いいたします。
 

<室井隆朗総合政策課長登壇>
それでは、矢板市が注視、注力する

各種ランキングや指標についてのご質問にお答えをいたします。

先ほど市長のほうより答弁がありましたので、

ちょっとダブった同じような答えになってしまいますけれども、

ご理解をいただきたいと思います。
住みよさランキングなどの都市の格付については、

評価をする上で1つの手法であると思いますが、

自治体の規模、財政状況、政策等、事情の異なる状況のもとでの

一律の評価では、

現状を正確に分析することが難しいことも事実であります。
そういった点におきまして、

矢板市においては参考となる代表的な指標といたしまして、

総務省が作成しております

人口規模や産業構造が類似する団体をグループ化した

類似団体の財政指標や職員数があります。

この指標を活用いたしまして、

類似の市と施策や取り組みを比較することも

現実的で有効な分析手法ではないかと考えております。
また、民間の出版社などが発表するランキングや指標の数値に

一喜一憂することなく

着実に施策や事務事業に取り組み、

多くの市民の方に満足していただける住みよいまち、

矢板市の実現に努めてまいりたいと考えております。
以上でございます。

<伊藤幹夫議員>

ただいまご答弁の中で、

総務省が作成している類似団体のグループがあるとありますが、

今現在、

矢板市がそのグループに入っている団体で

幾つぐらいの市があるんですか。

幾つぐらいの市、どのぐらいの規模、人口規模ですか。

<室井隆朗総合政策課長>
じゃ、ご質問にお答えをいたします。
現在では、

矢板市が属しているグループには52団体ございます。

52市ですね、ちょうど。
以上でございます。

<伊藤幹夫議員>
その52の市の中で、

矢板市はどの位置に属しているんでしょうか。


<横塚順一総合政策部長>
ただいまの再質問にお答えをいたします。

現在、矢板市が属するグループ、類似団体については、

52団体ということですが、

その中で、県内では那須烏山市と、

県外、近隣の市町村では福島県の田村市

これが同じグループに属しております。

これは人口規模、産業構造が

類似した全国の自治体ということでありますが、

比較の手法の一つとして職員数、

人口1万人当たりの職員数の比較がございます。

矢板市は、平成28年4月1日作成の類似団体の表では、

52団体のうち低いほうから2番目

少ないほうから2番目という状況でございますので、

矢板市の職員数はほかに比べても

全国的に少ないような状況であることがわかるというような例がございます。

<伊藤幹夫議員>

それでは、次の質問に入ります。

 

(引用終わり)

 

住みよさランキング2017によると、

矢板市の人口千人当たりの職員数は

県内14市中8位で 7.6人。

トップは真岡市の 5.96人。

13位の鹿沼市は        9人。

最下位の日光市は11.75人。

 

この指標は私こそ矢板市よりも注視しています。

矢板市執行部の答弁の意図は那辺にあるのか。

住みよさRKGだけじゃないというなので

もう少し踏み込んだ価値観や哲学を探ってみたくなります。

少ない分浮いたお金を有効に活用しているということだろうか。

そもそも総合県内7位と健闘されていることも事実です。

 

今回の一般質問で収穫がありました。

それは総務省の規模や産業構造による自治体分類という

新しい切り口の提示がなされたことです。

鹿沼市がどんなカテゴリーに分類されているか興味大です。

要調査であります。

 

いつやるか?

そのうちでしょ!