「オー・ド・ヴィ」という映画 | 酔いどれ詩人になる前に・・・

酔いどれ詩人になる前に・・・

開高健・中島らも・勝谷誠彦を、勝手に師とあおぐ只の酔っ払い・・
酔って天才・神童・聖人すらしのぐ名言をのたまうかもしれないが、朝になると全く記憶にないという・・・
そんなグダグタ発言、酒のアテに読んで頂けたら有り難い・・・

テレビの報道が新型ウィルスの騒動ばかりでウンザリしていて

やっと終息するのかとほっとしていると、次に騒いでいるのは

また芸能人の不倫騒動・・・もっとウンザリ。。

美食家で名が知れて綺麗な奥さんもらっているのにな~。

なんて思っていたらこの作品を思い出した。

 

昔よく映画館に足を運んでいたとき、メジャーではない単館系の

作品にはまっていた。特に抽象的で後味の悪い作品、今で言う

と「胸クソ映画」って言うらしいが、ツウ気取りで好んでよく観た

時期がある(恥。。。)

その時に少しばかり琴線に触れた作品が「オー・ド・ヴィ」である。

 

酒に詳しい方ならご存じだと思うが一応、「オー・ド・ヴィ」とは

フランスにおけるブランデーをはじめとする蒸留酒の総称で

ラテン語で「生命の水」を意味する「アクアヴィテ」を語源とすると

言われて、ブランデー以外にウィスキーだって焼酎だって

フランスでは大まかでいうと蒸留酒が「オー・ド・ヴィ」で

イチゴや洋梨、変わったものではニンニクの酒もある。
 

そんな「オー・ド・ヴィ」という名をタイトルにしている作品・・

外国の蒸留所のドキュメンタリー作品かと思いきや

恋愛関係を蒸留酒で比喩したR18指定の男と女の

ロマンティック・ミステリー。この作品の主となる酒

「オー・ド・ヴィ」飲んでみたいような、飲んでみたくないような・・・

極上の酒であることには間違いなさそうなんだが・・・

 

それに比べテレビで報道されている毎回似たような

不倫騒動なんて、この作品のように酒で比喩するなら、安易に

入る原料をバスタブ(今回は多目的トイレかな?)みたいな所

で作った安っぽい酒を、いろんなモールやスーパーで山積みして

盛大に宣伝している感じか。

悪酔いしかしなさそうな予感しかしない・・・