多読書評ブロガー「ホンキでおすすめ出来る詳細レポート」
石井です。
「幻想斬り」の若林宏行さんのサロンde若に行ってきました。
今までレポートしてきた若林先生の幻想斬りは、現実と認識してしまっている幻想を明らかにするというようなどちらかというと、「意識」に訴えるものだったのですが、これからはその先にある「身体」を扱うことをしていこうと考えているとのことで、今回も、柔術をヒントにした身体のワークを通じて色々なことを教えてもらいました。
(参考)幻想斬りワークショップの詳細
http://ameblo.jp/satokumi1718/entry-10479178744.html
そして、今回のサロンde若のポイントを要約すると以下のようになります。
<超要約>「身体を緩ませろ」
・相手の身体の硬軟に、自分も同調するように人間は出来ている
・連鎖を断ち切るには、自分からコントロールを手放すことが必要
・そのためには、肩を落とす等、身体を緩ませるのが早い
先週の富田さんの講演に引き続き、サロンde若にて対話された内容の抜書きまとめです。
■柔術をやって身体を緩ませるようになったら
色々なことが自分のやりたいことの方向に引き寄せられてきた
■達人の境地
身体の本来の性能を引き出せていないのは「意識」
■意識出来たものは全て過去のもの
「意識」したことを認識した時点で「過去」
剣の達人が言い訳の出来ない実戦時に目指したのは、何が起きるか分からない状態で、どんなことが起きて
も、「身体」が対応出来る状態を作ること
そのためには、過去を取り扱う「意識」は、その場においては邪魔
■目標は明確に持つがそれによって固くはならない
イチローはプロとして結果を出すことについては明確に目標をコミットメントしているが、最高のパフォーマンスを出すためにプレー中は緩んでいる
■マラソンで結果を出すためには
早く走ろうという意識を走っている最中に持ってはダメ
byオリンピック競歩代表ホンキキマラソン部 園原監督
いかに楽に走るかを考える
■これまでの時代「頭で考えてきた時代」
自然はコントロール出来るものだ → 出来ません
あきらめて、自然と上手くやっていく道を見つけなければいけない
その判断指標として、「頭で考える」ではなく「身体で感じる」ことが必要
■身体に任せる
測るだけダイエット
体重を量るだけで、ほかには何もしない
出た体重に対する判断もしない
それだけでやせられる
■社会システム
金融経済:頭で考えた世界
実体経済:実体のある身体の世界
■身体に聞いて答えを出す
そのためには身体が「緩んでいる」必要がある
身体が固くなっていると、思考も固くなる
ロックオンしてしまって他が見えなくなる
■人はコントロールされたくない
相手をコントロールしようと固くなると、その相手はコントロールされまいという固くなる
■超揺るんでいる人 紛争解決スペシャリスト瀬谷ルミ子さん
銃を向けられても、本当に打たないと分かるから平気・・・
■<柔術ワーク>支点をずらす
腰を支点にすると持ち上がる
腰を支点にしておじぎをすると身体が重くなる
肩を落として受け止めると身体全体で受けられる
手鏡を見るように動かすと掴まれた手がほどける
■<柔術ワーク>掴まれた腕を振り払うコツ
・受話器を取る
・耳かきをする
腕に掴まれているという状態に対抗する力が働かずに緩むから、
掴んでいる相手も力を入れることが出来なくなる
■身体の硬軟は相手に伝わる
こちらが力を入れなければ相手も力を入れられない
■達人の同調
息を吸う動作だけで相手の支点をずらすことが出来る
■動かされた上、笑ってしまうという謎
動きたい方向に動かされている感覚
緩んでかけられているから、掛けられている方も緩む
笑顔になる→おっさん同士笑顔でダンス状態に・・・
■同調しないこと
掴まれた方は掴まれていると思うことで自分も固くなる
■支点をズラす
掴んだ相手は掴んだことで「硬直」した状態になっている
その硬直をちょっとズラすだけで、相手を動かすことが可能
■達人
息を吸う動作だけで、相手を崩すことが出来る
技を掛けられる方は、掛けられる前に事前に崩されている
だからちょっとした動作で相手を飛ばすことが出来る
■コントロールを手放す
自分や相手をコントロールしようとするから対立する
問い「何をコントロールしようとしているのか?」
問い「何と戦っているのか?」
相手をコントロールしようという意識から出た行動では、何をしようと相手に「コントロールされまい」という意識が働く
■怒りや感情の揺れを感じるとき
何かをコントロールしようとしているとき
何かあるべき理想を描いている
■コントロールを手放すには
肩を落として身体をリラックスさせる
首をぐらぐら揺らしてみる
■日本全体幻想斬り状態
大きな社会システムの欠陥を見るにつけ、最終的には「現実対応」するしかないという結論に行かざるを得ない状況
■参加者(石井)の一個人的経験
第一段階:世の中の社会的、経済的問題に対して自分の無力さに絶望
第二段階:拘っていた「自分の成長」ということのちっぽけさに気づく
第三段階:自分がその時やれる限りの何かをしていくしかないと開き直る
(結果的に一番成長に近いかも^^)
そうして成長を手放して世の中を見渡すと、ネガティブなことしか目に入ってこなかった状態から、「日本には既に地域通貨が300も流通している」など、素敵が未来へつながる萌芽が見えるようになってきて、何かそれに関わる「お誘い」や「流れ」が来るようになりました。
世の中って不思議ですね。
■その後に必要になるのは、「判断」
その後に必要になるのは、今までのしがらみに縛られずに、身体の感覚を最大限生かして、その場その場に合せた判断が出来るようになること
過去のしがらみに縛られずに今必要なことをきちんと判断するためには、緩んでおくことが大切
結論:こわばっている肩を落として緩みましょう
身体を緩めて考えれば、頭でっかちに現実と離れた判断をせずに、自然と調和した解が自然と見えてくる。
そうしたことの積み重ねで、おのずと人間のどこか何かいろんなものが、乖離してしまっている世の中は変わっていく気がしています。
以上レポート抜書きまとめでした。
<参考エントリー>
若林先生の著書「気がついたらうまくいってた心の法則」
http://ameblo.jp/satokumi1718/entry-10428770054.html
「出版記念講演」
http://ameblo.jp/satokumi1718/entry-10457104871.html
「人生の目覚まし時計」&幻想斬り ダブル・ワールド・カフェ
http://ameblo.jp/satokumi1718/entry-10551037311.html
<今後のイベント予定>
久々に<ワールド・カフェ>します。
「私達はどこにいて、どこから来て、どこへ行くのか」
これからの未来に自分が出来ること、今の時期だからこそ
語り合えることがあると思っています。
5月12日 ワールド・カフェ(全員参加型の対話イベント)
http://kokucheese.com/event/index/10488/
話に出たすごいあり方の人「瀬谷ルミ子」さんの
人生ストーリーをあぶりだすU理論ストーリーテリングの会
5月29日 U理論ストーリーテリング ゲスト:瀬谷ルミ子
http://inlakech.worldchange.jp/?p=18