多読書評ブロガーの石井です。
今日のおすすめ本は「クリエイティブ合気道」(箭内 道彦)です。
箭内 道彦は「やないみちひこ」さんと読みます。
今まで字は見ていましたが発音できていませんでした。
同著者の「サラリーマン合気道」(2009年2月書評) も良い本です。
そして今回の本は、大判で映像が豊富なので、クリエイターが本業の箭内さんの「クリエイティブ合気道」の真骨頂の部分がダイレクトに伝わってくる本です。
■多読書評ブロガーから見た本書の切り口
・著者の本業に関連するイラストや写真を通じて、彼の考える「合気道」の道がダイレクトに分かる
・物事の受け入れ方、受け流し方等の哲学が濃い
・良い事の中に、等身大の人間的な部分が垣間見えるところが、読者の心を掴む
先日書いた「小山登美夫の何もしないプロデュース術」 でもあるように、この強烈な個性を放つ2人が行き着いたところが、「何もしない」「ダメだしをしない」「合気道」だというところの意味を考えたいところです。
■クリエイティブ合気道の精神はリアルタイムに宿る
違う個性を表現するのに、同じ方法論を当てはめていくことをしたらあかんでしょうと書かれています。
「今」感じている感覚を元に新しいことを追求していくことが大切なのだと思います。
■クリエイティブ合気道奥義
「困ったことが起きた時はそれ自体をオリジナルアイデアにせよ」
「個性という幻想を捨てよ。やりたいことはない。
強力なエネルギーを持つ推進者と組むべし。そして相手の顔色をしっかりうかがえ。」
■クリエイティブは人間。自分自身。逃げられない。
箭内さん自身が、若いころ、人にどう見られたいかということをすごく意識してきたことが結果的に、今の商売に通じていると書いてあります。
セルフブランディングということについて、「風とロック」というキャッチーな言葉、「今時サッカー選手でもしないロン毛の金髪」がそれだと、ためらいながらもあけっぴろげに書かれています。
深いことを言っている隙間に人間らしさと言うか、身も蓋もない等身大の現実感のある言葉が入り込んでくるところが箭内さんの文章が魅力的に見える理由だと感じます。
■対象の素晴らしさを精一杯増幅する
このブログのエントリーは、本を読んで受けたインスピレーションを書いているつもりです。時に脱線となりますが、結果的に感銘を受けた本の素晴らしさを増幅することになっていれば幸いです。
といいながら、本当は言いたいことが先にあり気だったりするんですが、あしからず。
■特にぐっときた一言
おれ一体何やってるんだろうという気持ちをいかに受け流し続けられるか
本月間100冊読んだからなんなの?最近自宅の床で意識を失うことが多い、、、みたいな現実を受け流していきたいと思います。
【多読書評ブログおすすめ本】
クリエイティブ好き、「サラリーマン合気道」が良かったと言う人には是非オススメします。
【編集後記】
最近夜ももちゃんにミルクを上げながら寝落ちしてしまって、妻に怒られることがしばしば。。。
寝落ちは、最初の会社で徹夜する際に床で寝てみたいなことをしていた関係で(寝落ちの時点で徹夜でない、、、?)、たまにやっちゃうんですよね。
自分ならまだしも、ももちゃんをちゃんと寝かしつけるまでは起きてなければと思うのですが、ワークライフバランスをまた考えなければと思う今日この頃です。
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