次の問題 | 熟年国際結婚

熟年国際結婚

日本とイギリスの16年半の超遠距離恋愛に終止符を打ち、2016年に入籍、イギリスに移住しました。スコットランド人の主人とときどきばたばた、ときどきのんびり暮らしています。

さて、ようやく気力・体力も少し戻って来て、ロンドンに戻る前にスコットランドでするべきこと、したいことをする時間も残り少なくなってきて、にわかに焦り始めた今日この頃。アセアセ

 

数週間前からスーパーに行くと、空いている棚が目立つようになってきた。以前のようなパニック買いも、この辺りではあまり見かけない。ロンドンに戻ったとき、主人がALDIという安売りスーパーで段ボール箱二つ分のパンパンを買い溜めしている人を見たビックリマークとびっくりしていたけど。「あれは、きっとどこかのレストランか何かだろうな」と言っていた。思わず、「安売りスーパーのパンで作った料理、レストランで食べたい?」と聞いてしまった。お手軽なカフェのサンドイッチくらいなら、許せるかもしれないけど、高級レストランとかだったら嫌だな…と。

 

棚の空きが目立つのは、単に商品を出すのが遅いだけなのか…はてなマーク いつも午後二時過ぎにだらだら品出ししてるし、と思っていたら、主人が「大型トラックのドライバー不足で、運ぶ人がいないんだよ」と。「それはコロナの影響なの? EU離脱の影響なの?」と聞いたら、「両方だな。EU離脱でヨーロッパに帰ってしまった人たちもいるし、向こうからイギリスに物資を運んで来ていたドライバー達が、コロナの問題で入出国に時間がかかったりするし」と。

 

イギリスは結構食糧輸入国だな、というのは、暮らし始めて実感したこと。自国で生産しているものも多いけど、果物や野菜、チーズ、ワインやらパスタやら、輸入される食品がかなり多い。

 

スコットランドで一番よく行くMorrisonsというスーパーには、少しアジア食材が置いてある。うどんとかラーメンとか海苔とかお醤油なんかをときどき買うのだけど、そういうものだけは何故か潤沢に並んでいる。ヨーロッパからのものは持って来るのが大変だけど、むしろ遠いアジアから来る物のほうが輸入しやすくなっているのか…はてなマーク

 

価格が極端に上がったという感じはない。むしろ去年後半くらいから、「そんなサービスして、経営は大丈夫?」と思うような価格破壊的な広告を見かけることもあって、コロナで経済が低迷するなか、企業の中では生き残りを賭けた過当競争が始まっているんじゃないかと、怖いような印象を受けた。

 

なので、価格はむやみに上げられない。「高い」という印象を与えてしまうと、シビアなお客さん達があっという間に離れてしまうから。

 

でも物は来ない、価格は上げられない…。どうなってしまうんだろうと。

 

先程、ニュースで更に物資供給に問題が出るのではないかと言っていた。

 

二年近く過酷な状況に耐えて来た人達にとって、更に厳しい冬にならないことをただ祈るのみ。