こないだ西洋美術館へ行ってから、そういえば松方コレクションの事を書いた小説があったな、と思って注文した、原田マハ著「美しき愚か者たちのタブロー」


文庫は字が小さいと思って、中古単行本を注文したが、なかなか届かないので電子書籍購入しちゃった。アホか。最初っからそうすれば良かったよ。




こないだの西洋美術館のアレでは、ちょうど川崎重工が話題になってる時で、松方幸次郎さんの偉業とか何かとてもとても言いづらい状況だったが、川崎重工はともかく、松方さん個人の想いというか、それを引き継いだ人達の悪戦苦闘。。。



なぜか私の脳内で勝手に映像化していて(なぜか松田龍平が主演)とっくに映画になってると思ってしまった。


実は、読む前タイトルのイメージから、私しゃ勝手にBL小説かと思っていてゴメンなさい、、、




「芸術と文化が豊かさのバロメーター」というのは今も昔も同じではないか。


何処とは言わぬが、赤字の美術館を閉館したり、市民のクラファンに頼るようになってきた我が国の芸術と文化は、ひいては国力は、未来は、大丈夫なんだろうか?と思う。。。




小説は、全てが実話というわけではないだろうけど、読みやすく、今まで全然頭に入ってこなかった年表がスッと入ってくる。
あとは、メモメモ。
フランク・ブラングィン、気にした事なかったが、今度行ったらよく見てみよう。

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しかしこちら、久々に良いニュース!


評価額5億円の絵画が個人から愛知県美術館に寄贈


「絵画を購入して寄贈したい」と申し出があり、美術館が希望した数点の中から、この作品を購入し寄贈してもらったと。「欲しいのを買ってあげます」なのがカッコいいな。税金対策だとしても、これは理想的な金の使い方。ああ俺にも金があったなら。



また選んだ作品が、メキシコ女流画家レオノーラ・キャリントンってとこも良いわー!!