午前中、母に明日入院することを告げました。

 

嫌だな〜。

なんで入院するの?

この前検査した時、

どこも悪くないって言われた。

と、色々抵抗されましたが、

正直にもう私が限界であることを

母に告げました。

それなら仕方ない。

と言っていましたが、

数分後には忘れて、

なんで入院するの?

と聞いていました。

認知症だからね。。。笑い泣き

 

 

 

私は母のことが嫌いです。

此の期に及んでも、

好きにはなれませんでした。

 

私が子供の頃の母は常に怒っていて、

記憶には母の後ろ姿しかありません。

毎日のように怒られ、よく叩かれたし、

浮気をしていた父へのあてつけに

玄関の鍵がこわれたといって

家に入れてもらえなかったり、

おまえに絵の才能はないから

諦めろとか、これ以上ないくらい

典型的な毒親っぷりでした。

 

常に自分が被害者になり

罪悪感で周りをコントロールする

そんな親から逃げるために

就職を機に一人暮らしをしましたが、

いろいろあって、再び

母と一緒に暮らし始めて

今年の6月で丸10年になります。

 

一緒に暮らし始めた時から、

母が約束を守らないことで、

かなりのストレスを感じてました。

 

母にはそもそも約束は守るもの

という概念が欠落しているようです。

 

例えば、虫が入ると嫌だから、

リビングの窓を開ける時は

必ず網戸をしめてね。

と私がいうと、母はわかったと返事をしました。

 

しかしある日、早朝にふと目がさめて、

リビングに降りていくと、

網戸もカーテンも全開にして

母がキッチンに立っていました。

私と目があうと、うっすら笑っていて

朝からキレそうになりました。

 

新築からまだ6年ほどだったので、

それまでほとんどGはでなかったのに、

その年は3回もでました。

 

この調子で、母と約束したことが

一度で守られたことはありません。

いつも何度も何度も言って、

わたしがブチ切れるまで

母はやめません。

 

ある時は、私が洗ったタッパー類を
一時的に乾かして置く場所を
流しの上の棚につくっておいたら、
なんの断りもなく、
あっという間に母のもので
埋まっていました。

 

親戚から傷物のりんごをダンボールで2箱も

もらったことがありました。

とても食べきれない量なので、

ジャムにでもしようかなと思ったのですが、

母がお隣に持っていくと言い出しました。

でも、お隣は高級なお宅で、

箱に入ったメロンをうちは食べないから

といただいたこともあります。

今度出かけた時になにか買って来るから

このりんごは絶対持っていかないで

と言ったら、また素直にわかった

と言いました。

 

でも、何度も同じ目にあっていたので、

絶対に持っていくだろうなと思い、

ルーク(犬)の散歩に出る直前に

もう一度釘をさしておきました。

 

すると私たちが散歩にでてすぐ、

まだ家の玄関が見える距離のところで

ルークがうん●をしたのですが、

そのとき、カチャっとうちの玄関があき、

りんごを持って隣の家へ向かう母の姿が見えました。

もう、本当に腹が立って腹が立ってムキー

その時はその場で妹に電話をかけたものでした。

 

越して来たばかりのときは、

眼科はどこにある?とか、

●●駅まではどうやっていけばいい?

と聞かれたので、

調べて紙に乗り換えの駅を書いたり

地図をプリントして道順をマーカーで

塗ったりして渡していましたが、

毎回必ず、

駅員さんに聞いたら、

別の行き方がいいっていうから

とか、

途中で人に聞いたら

別の道を教えられたとかいって

絶対に私の教えた通りには

行きませんでした。

だったら、最初からその人たちに

聞いてほしいよ。チーン

こっちだって手間暇かけてんだからムキー

 

そんな風なので、

しばらく母とは口をきかなかったり

不機嫌な態度を

度々取っていたのですが、

なんと!後にわかったことですが、

なぜ私が不機嫌だったり

口をきかなかったりしたか

全くわからなかったそうですポーン

 

アスペルガーだろうな、

とは思っていましたが、

私の想像を軽く超えていました。

 

今回の介護中も、

何度も危ないから夜間は

部屋のポータブルトイレを使ってね。

酸素のチューブははずすと苦しいから

はずさないでね。

約束が守れないと入院だよ。

と何度もいってきましたが、

ほとんど守られませんでした。

 

もちろん、認知症で忘れている

ということもありますが、

そもそも守る気がないのです。

 

なので、その事も母に説明しました。

もう忘れているかもしれませんが、

でも言うだけは言っておきたい

と思いました。

 

こんなに憎たらしい母なのですが、

子供の頃は洗脳されていたので、

嫌いだとは思っておらず、

母は父のせいでかわいそうだから

私が母の世話をしなければ

と思っていました。

 

結果、こんなに散々嫌な目にあいながらも

母の世話を続けてしまったのだと思います。

しかし、ようやく目がさめました。

もう、母の思い通りに生きなくていい。

私の人生は私のもの。

私の思い通りに生きていい。

そう思えるようになりました。

 

バイバイ、お母さん。

 

 

 

 

 

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