だいぶ後になりましたが…

お盆の話です。

 

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観光サービス業に従事しています。

 

勤務する施設は、毎年お盆が近づくと「お客様がいないのに入り口人感センサーが作動してピンポン(チャイム)が鳴る」現象が多くなります。

 

センサーが風や虫などに反応して鳴ることはまぁまぁありますが、この頃だけは明らかに「エアピンポン」が激増します。

 

景色を楽しんでいただくタイプの施設なので、

『ここはもしかしたら最近霊界で話題のスポットになっていて、みんなお盆に合わせてこぞって観に来ているんじゃないだろうか』なんて、勝手に想像しています(マイナーな施設なので、肉体の在る無しに関わらず来園があること自体が嬉しかったりします)。

 

ピンポン後に誰も来なくても怖いとは思わないのですが、その都度他の作業を止めて受付に戻り待機状態に入るため、スカシを食らうと「またエアピンポンか~い!」と心中でツッコミを入れ、作業に戻っています。

 

 

エアピンポンはお盆直前が最も多く、お盆に入ると減っていきます。

 

「あちこち観光しつつも、お盆本番には自分のお墓や仏壇に居なきゃいけないからここには来れないってことなのかな?」と思ったり。

 

でも、霊界にいる霊たちがお盆の3日間にだけこちらに来るとしたら、お盆前に入館している霊は、もともとこの世に浮遊している霊ということになるのか。

 

お盆に来る霊たちのために、事前リサーチしているのかしらん。

 

嫌な感じとかは皆無です(なんなら爽やかなくらい)。

 

「みんな楽しんで帰ってくれてるといいなぁ」って、勝手に思っています(笑)。

 

 

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今年はおまけの出来事がありました。

 

来客の少ない日だったのですが、お昼過ぎに「今日はここまでの入館、3件だったかな、4件だったかな?」と、来客件数を確認。

 

自分の記憶では絶対に2件より多く「3件なのか4件なのか」だけを確認したかったのですが、何度確認しても来客チケットの現物証拠は2件のみです。

 

「じゃあ、他(残りの記憶の1,2件)のお客さんって…??」

 

「生きてる人」と信じて疑っていないし何の違和感も感じず(受付越しだから、上半身しか見てないと言えば見ていないのですが(笑))。

 

その時は「会話できて楽しかったな」という、ホンワカと嬉しい気持ちだけが残っていました(怖さはありませんでした)。

 

誰かが会いに来てくれていたのかな。

 

これまでに霊的な気配を感じることはあっても、霊をハッキリ見たと認識できたことはありません。

 

お盆だから、そういうこともあるのかもしれないと思いました。