「これからも貿易自由化は、EPAなど2国間交渉を主体として戦略的に進めて行くことが日本のとるべき筋道だと思います。」
二国間交渉であれ、多国間交渉であれ相手が農業の強い国なら農産物市場の開放を必ず迫ってきます。
また韓国のように日本と競合する国が一層有利な貿易環境を獲得した結果、日本を負かすようなら国内の農家を守っても国全体で貧しくなります。負けがはっきりしてきたら相互に市場開放するというのでは手遅れです。
さらに農業関係者以外の日本国内の消費者1億2千万人も外国産の食品の購入の方が安くて美味しくて家計が大助かりです。
国民全体の食料確保ですが仮に海外からの供給が完全に途絶えた場合、主食はコメからイモ中心に転換せざる得なくなります。水田や野菜・果物の畑の一部を、サツマイモ・ジャガイモ栽培に当てる必要があります。
ですからコメ農家、また現状の農地保有者に偏重した現行の保護政策は頼りになりません。
平時はカロリーベースの食料自給率に拘らず、農地を耕作放棄のままにしない農業者へ土地の集約をしておくこと、そして十分な食料の備蓄こそ非常時の対策に相応しいと思います。