「今、世界の人口は68億人、そのうち食料飢餓人口10億人といわれます。世界の人口はさらに増え続け、振興国の経済発展やエタノール需要などを考えると、これから世界の食料不足はさらに進んでいきます。」
世界の食料飢餓の原因は飢餓の発生している地域が戦争で混乱していたり、貧富の格差が大きく貧困層が食料を購入できないのが原因です。決して世界全体の穀物生産が少ないからではありません。
現在でも豊作の年は世界の穀物の相場は低迷しますし、日本に至ってはコメを需要以上に作りすぎて処分に困っているぐらいです。表向き地球環境のために自動車を植物由来の燃料で走らせようという試みも、裏に農作物価格の低迷という前提があってのものでしょう。
「世界各国が持てる食料生産基盤を保持し、増強を図っていくべきは当然です。」
世界全体で食料基盤を増強する必要があるなら各国で自給するよりも、農業に適した気候で少ない人口密度、そして出来れば賃金水準の低い地域から購入した方が効率的です。貿易によって益々その地域の農業への投資が盛んになり収穫量の増収が期待できます。
将来慢性的な食料不足の懸念があるなら、肉食の習慣を止めるのも有効かも知れません。人間も食べることが出来る穀物を飼料として大量に消費する畜産業は食糧不足に拍車をかけます。もっとも穀物が高騰を続ければ畜産業者の大部分は廃業に追い込まれるでしょうが。
「「いざという時にはカロリーの高い芋などを植え付けて、国民が必要とする最低限のカロリーを供給できるだけの食料供給力」を保護することを国際交渉上認めるべきと考えます。」
いざというときに頼りになるのは、事前に大量の備蓄をしておくことだと思います。国内の凶作にも対応できます。