↑
コンプレッサーが焼き付き、
固着してしまった。
までならまだ良いが
その状態から
A/CスイッチをONにしてしまい、
固着したコンプレッサーが
ギュンと回ってしまったら最後、
コンプレッサー内部で破損した欠片たちは
クーラー装置全体を循環してしまい
クーラー装置のフル交換と相成ります。
クーラーのここ気を付けて
はブログの後半で。
おはようございます。\(^o^)/
叩けボンゴ 響けサンバ
踊れ南のカルナバル
とマツケンサンバⅡを踊れば
暑さも吹っ飛ぶと思っていたが
余計に汗をかいてしまった
踊る整備士佐藤でございます。m(_ _)m
↑なんだそれ?
ひょっとすると
今日梅雨明けかも
的予報がちらほらございますので
明日から
死ぬほど暑いわよ。
ジジィ(私)の体は
どうやら暑さに慣れてしまったらしく
口ではあちぃ~あちぃ~
と子供みたいに騒いでおりますが、
シャキシャキ仕事が出来てます。
ゾーン突入
お陰様で今週も
忙しい思いをさせていただいておりますて、
修理のご相談電話も
後を絶たない状況であります。
ショートな隙はあるものの
ロングな隙は1mmもないので
ハイパーボリューミーな作業は
9月以降となりますが、
車検・点検・オイル交換など
1泊2日のお預かりもしくは
待ち作業であれば
日程によってはスケジュールを
ボンジュールできますので
ご相談下さい。
冒頭は以上です。
平成24年式 ダイハツ タント DBA-L385S
スーパーご近所にお住いの
新規のお客様のタントでございます。
女性のオーナー様でございますが、
クーラーが全く効かないので
どうにかして~~
とのご依頼でございます。
早速
吹きだし口の温度を計ったら
22.1℃・・・
確かに全く効かない状況でございます。
状況を確認するために
マニホールドゲージを取り付けみたらば
低圧 約0.43Mpa
高圧 約1.6Mpa
低圧は0.2Mpa台にいて欲しいので
コンプレッサーの怪しい匂いが
プンプンにしますが
次に現状で
ガスがどれだけ充填されているか
を把握しておかないと
ただただガスが少なくなっているだけなのか・・・
はたまた
ドバドバ漏れているか・・・
の検討も付きませんよて
まずは
状況の確認がてら
リフレッシュ作業を行う事に。
リフレッシュ作業後は・・・
当店のスペシャルな回収機
PS134HGSで計測するも
低圧0.51Mpa
高圧1.74Mpa
とますますコンプレッサーが怪しい
て言うか恐らくNG。
PS134HGSの
デジタルチックな圧力計も
参考にはなるのですが、
針の振れまでは把握できないので・・・
安いやつだけど
マニホールドゲージを買ったっす。
水分が混入していたりすると
針が暴れるように振れたりするのですが
それはデジタルだと分からないので
アナログも準備した
という経緯です。
されから
去年Dラー様で診てもらった時に
ガスをごにょごにょしてくれたらしいのですが、
冷えが良くなることは全くなく・・・
それでいて現在は
1/3程度しか入っておらずなので
ひょっとすると
漏れている可能性もアリかも知れません。
リフレッシュ後は
以前よりもちょっと涼しくなった
とは言ってくれましたが
きっと・・・
たぶんにして・・・
かなりがた・・・
コンプレッサーを交換しないと
これからの毎日猛暑
には耐えらないと・・・。
そんなこんなで
ご説明 → お見積り
を経由して
日を改めてご入庫していただき・・・
施術開始で全バラ~~
圧縮不良の張本人のコンプレッサー
の交換をベースに・・・
ダイハツ車は
クーラーの修理をする時に
必ずこれも交換しておいてね~~
な高圧パイプ。
ちなみに
この四角いところに
小さなフィルターが入っていて
そいつが詰まると
コンプレッサーが入ったり切れたり
カチコンカチコンを
狂ったように繰り返す
と言った不具合が生じます。
車種によってではありますが
1栄一ちょい超えくらいの
部品でございますので
愛車が狂わないよう
同時に交換してあげましょう。
そして
ダイハツのリキットタンク(レシーバー)は
コンデンサと合体してますので
コンデンサASSYでの交換と相成ります。
高圧パイプとコンデンサ装着完了
そして
コンプレッサーを交換する時は
旧コンプレッサーに入っている
オイルの量を量り・・・
新品コンプレッサーの中には
フル交換分のオイルが注入されておりますので
一旦全部抜いてから
必要な分の量に調整するのであります。
旧コンプレッサーから抜けたオイルは82g
コンデンサを交換する際は
20gほど足してください。byサービスマニュアル
という事なので
102gに合わせて
コンプレッサーに注入
組み終わったら
ガッツリ真空引きガスチャージ
PS134HGSのデジタルメーターも
そーそーこれこれ
な数値と相成りました。
その結果・・・
この夏を凌げる快適車内
になったであります。
あっそーそー
ガス漏れもお調べしてみましたが
問題ナッシングでしたので
これで解決です。
続いて、
いつもご贔屓にしていただいております
法人様の働くお車の
ワゴンRでございます。
走行中に
あれ?クーラーが効かないぞ
と思った直後に
きな臭い匂いが漂ってきて緊急停車
早速お預かりさせていただき
当店で点検してみたところ、
コンプレッサーが焼き付いておりますて・・・
その後どうやら
回ってしまったようでございます。
一部配管を外して
エアガンでプシュプシュ
してみたところ
出て来てはならぬ
何かの破片が出てきますて
クーラー装置にとって
一番最悪な状態に相成っておりますた。
冒頭でお話した通り、
焼き付きを起こし
固着していたコンプレッサーが
ひょんなことから回ってしまいますと、
コンプレッサー内部でクラッシュが起き
コンプレッサーの破片が
クーラー装置内部を漂ってしまいます。
その破片を完全除去しない状態で
新品コンプレッサーを装着すると、
破片がコンプレッサーに戻ってきて
コンプレッサーが噛み込んで再び大破し
即死状態と相成ります。
そして
一旦そうなってしまいますと
隅から隅まで除去する事が困難なため
クーラー装置のフル交換
となってしまうのであります。
お見積りを提示し
ご了解をいただきましたので
修理を進めてまいりますが、
フル交換ですので
ダッシュ全バラと相成ります。
後は説明しながら進めていきますねん
分かりやすくご説明すると、
エンジンルーム内にいるのが
家庭用エアコンでいうところの室外機
んで
車内のダッシュボードの奥の方で
姿を隠しているのが室内機
室内機 = エアコンユニット
今回、
室内機と室外機
それと配管なども
全て交換していきます。
よって
エアコンユニットには
ヒーターの装置もいらっしゃるので
旧冷却水を水道水で圧送全摘しておき
真水にしてから作業を行います。
工場も車内も
ベタベタのクサクサになりますからね。
んで先日のブログでお伝えした、
ウー!
ヤー!
ター!
で外したのが・・・
エアコンユニット。
サービスアニマルを見ながら・・・
↑マニュアルな。
呼んだ?
ユニット全バラ~
こちらは
エバポレーターという部品。
家庭用のエアコンでいうところの
室内機のフィルターの奥にいる
アミアミな部分でおます。
NEWエバポを
ユニットに組み込んでいきますが
お隣にいる同じようなアミアミは
ヒーターコアと言って
温まった冷却水が流れ
その熱を使って温かい風を送る
ヒーターの役割を担う部品っす。
組み終えたら車内に取り付け
ダッシュ廻りを元に戻していきます。
続いて
エンジンルームにある室外機をごにょごにょ。
ラジエーターの前に立ちはだかるのが
クーラーコンデンサ。
を外してみたらば
ラジエーターのコアが
めっちゃ汚れておりましたよて・・・
スチームエアガンを使ってプシャー
ここから上半分・・・
キレイにしたところ。
これだけ汚れた水が滴り落ちます。
コンプレッサーは
電装屋さんの最高級コンプレッサー
それ以外はスズキ純正部品を使用。
その全てを組みかえたら・・・
しっかりバッチリ
真空引きガスチャージ
素敵な圧力を確認しながら・・・
吹き出し口の温度を確認すれば
フル交換作業完了
今回交換した部品の数々。
ちなみに・・・
旧コンプレッサーをひっくり返して
出したオイルは・・・
金属紛混じりのマーブル模様で
小さな金属片もチラホラ。
そんなこんなな本日は
ゆっくりゆっくり
コンプレッサーの圧縮不良を起こしていった
タントさんと、
急にコンプレッサーが焼き付いてしまった
ワゴンRさんの
クーラー修理の様子
をお伝えしてきましたが、
最後に
クーラーをお使いいただく時の
注意点を2つばかり
1)
A/CスイッチをONにするタイミングは
走行中(エンジン高回転時)はあまりよろしくないので
アイドリング中に行いましょう。
※焼き付き防止
2)
コンプレッサーが焼き付くと
きな臭くなったり、
エンジンが止まったりします。
その際無理してエンジンをかけようとせず
修理屋さんまでレッカー移動してあげて下さい。
※2次被害防止
そして今週も
クーラー修理を3台かかえつつ
車検フィーバーで暴れながら
ハイパーボリューミーなスバルさんの
修理を行うといった暴れっぷりでございます。
ひょっとすると本日梅雨明け
的な予報もニュースでちらほら言っておりますので
車も人も
10年に1度レベルの猛暑に耐えられるよう
しっかりと準備(整備)しておきましょう。
本日はこの辺で。
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