ドバイの人口の85%は、インド人、パキスタン人、バングラデシュ人、フィリピン人などのアジア人です。
特にインド人が多く「最も美しいインドの街」と呼ばれるとか呼ばれないとか…。
私の暮らすオールド・ドバイですれ違う人のほとんどはインドと言ってもいいくらいです。
夫の会社のスタッフもほとんどインド人で、
夫が「ローカル」と呼ぶのはインド人であり
「ローカル」はエミラティだと思っていた私は、こちらに来た当初会話がよく混乱しました
ドバイにいると「Where are you from?」としょっちゅう聞かれるので
必ず聞き返すことにしているのですが、
インド人かと思っていると実はパキスタン人なことも多いです。
インドとパキスタンは、国境で毎日こんな儀式が行われるほど仲が悪く
インドとパキスタンは、国境で毎日こんな儀式が行われるほど仲が悪く
(実は仲良しなんじゃないかという風にも見えますが(笑))
間違えると不快に思う人も少なくないだろう
「Are you from India?」と聞くのはやめました。
アラブ人でも容姿がインド人っぽい人もいますし、
カザフスタンやアフガニスタンの人もたくさんいて見分けつかないし
(パキスタンやアフガニスタンの男性は、たぶんシャルワール・カミーズと呼ばれる
上下ゆったりした服を着ていて、見るかぎり快適そうです)
南アフリカ人もインド系の人が多いし
「俺はイギリス人だ」と言い張るインド系の人も多いそうだし
北インド出身だと色白でタイ人やフィリピン人みたいに見えたりするし
インド自体超多言語国家で、ヒンディー語、タミル語、ウルドゥー語、全然違う言葉だし…
インドという国の広さ、インド由来の人の分布の広さは、ドバイに来て初めて知りました
そのドバイでは、カラマという地域が特に、インド人居住者が多く
インド料理屋さんも多く建ち並んでいます。
同じエリアにパキスタン料理屋さんもたくさん。
長年対立していても、文化的にはやっぱり近いのでしょうか。
日本では、カレー屋も北インドと南インドくらいにしか分類しなかったりしますが
こちらはケララ風、デリー風、ベンガル風などとはっきり分かれてる。
スパイスも多種類流通しているので、
マイルドにアレンジされている日本におけるインドカレーより
ずっと本格的な味が楽しめます
そして、インド料理もパキスタン料理もカレーだけじゃない‼︎
というわけで、いろんなお料理が食べ放題で気軽に楽しめる
オススメ2店(まだ他にあまり行ってませんが)をご紹介します。
まずは、日本では馴染みの薄いパキスタン料理。
Al Ibrahimi Palace、お店の看板にも
「街で一番人気のビュッフェ」と書いちゃう気合の入りよう
おじさんが「オッケー!」と微笑む、この看板もかわいいです。
Absolute Barbecues、
店内はこんな感じ、赤とピンクのネオンでちょっと艶かしい(笑)
前菜、ベジタリアン料理、キッズ向け、各種マサラ、肉・魚料理にデザートと
ずらっと並ぶお料理は、約1500円で食べ放題(お水込み)です。
zomatoではランチ49AED、ディナー70AEDとありましたが
お会計は確かもう少し安かった
食べるのに忙しくて、前菜しか撮っていなかった…
珍しかったし、おいしかったので夢中でした
意外にすごくおいしかったのが、ベジタリアン料理です。
ドバイでよく見かけるインド料理に、チキン・マンチュリア(満州風チキン)というのがありまして
鶏肉で作ったエビチリのような、日本人にも食べやすかろうものなのですが
これをカリフラワーで作ったカリフラワー・マンチュリアがありました。
揚げたカリフラワーがお肉のような食感で、おいしい‼︎
野菜カレーや豆料理もおいしかったです
ラマダン期間中は、イフタールのビュッフェも人気らしい。
思い出すとヨダレが出てきます…
ドバイのインド人にも「Authentic!」とオススメされる
インド料理食べ放題のお店は、コチラ。
デイラ・シティセンターから歩いていけます。
席につくと、テーブルに炭火を持ってきてくれて
席につくと、テーブルに炭火を持ってきてくれて
辛さの好みとベジタリアンか肉・魚にするかを聞かれ、
あとは自動的にバーベキューの串を運んできてくれます。
これがめちゃめちゃおいしいの‼︎
マンゴー入りの甘いソース、ピリ辛のマヨネーズ系だったかな、
好きなものをつけて食べます。
エビと白身魚が特においしい‼︎
ああ、また食べたい…‼︎
コーンのソテーなどをお皿に分けてくれるのですが
スパイシーなコーンが特においしい‼︎
バター炒めコーンで感動したのは初めてです
これだけではなく、さらにビュッフェもありまして
サラダやフムスなどアラビックの前菜、
インドカレーやスリランカカレー、マサラ、ビリヤニ、などの温かいメニューと
たくさんの野菜、ハーブ、シーフード、肉類、豆腐などが並ぶ中から
好きな具材を選んで、辛く炒めてもらうマンチュリアン・バーベキューが楽しめます。
これもやはり、中華料理っぽい味つけで、食べやすいですよ
デザートにも、小さなケーキやプディングが何種類も並び
アイスクリームはなんと!
冷たい板の上で好きなアイスとトッピングを混ぜ混ぜする
コールドストーン・アイスクリームみたいなのが食べられます
キッズには、ポップコーンがサービスで最初に渡されるほか
わたあめや自分で作れるアイスキャンディーがあり
風船を作って遊べるコーナーがあって楽しい‼︎
…のですが、
一度家族で行ったら、子どもたちはわたあめとポップコーンくらいしか食べられず
不機嫌でした…
ドバイではよくあることですが、
non-spicyで、とお願いしても辛い…。
唐辛子は抜いても、他のスパイスが子どもたちには辛く感じられるようなのです。
インド人の子たちも、食べながら泣いてました
私は激辛好きなのでよかったのですが、
子どもたちの不機嫌ゆえにゆっくり食べられず
イケメン店員さんたちを眺めてウキウキしたものの、
満足には食べられませんでした。
そうそう、ここの店員さんは、ハンサムなインド青年揃いなのです
なんだか美形で長身、お尻のキュッとしたお兄さん揃いで
しかも素晴らしく気が利く‼︎日本以上のホスピタリティです。
それはもう、お店を間違えたんじゃないかと思うくらい…(笑)
家族で行った日は不完全燃焼に終わってしまったので
弟が上海から遊びにきてくれた際、一緒に行ってきました。
よし!弟は一緒だけれど、よし、美青年をゆっくり眺めるぞ
…と意気込んでいったら、昼のスタッフはフィリピン人のおばさんでした…
これが、ディナー70AED(≒2100円)とランチ49AED(≒1500円)の差か…。
ディナーのときはお客さんがたくさんいてワイワイガヤガヤ楽しい雰囲気でしたが、
ランチは閑散としています。
オススメするなら断然夜ですな!
あとビールが飲めないのは残念です…。
バーベキューといったらビールじゃない⁈
でもアルコールの提供がないんですよね…。
最もスパイスの高揚感があるので、
これでお腹いっぱい満たすのは満足感高いです。
ああ、子どもたちが早く辛いもの食べられるようになるといいなあ…
そう思って、料理にちょこちょこスパイスを加えています
インドもアフリカも、赤ちゃんの頃からちょっとずつ、辛さに慣らすらしいのでね。
ドバイにお越しの際は、インド料理もぜひお試しください