はーこ@5歳がドバイでインターナショナル・スクールに通いだして、半年が経過しました。
仲の良い外国人のお友達もできて、毎日学校で何があったか楽しそうにお話してくれるので
なーんにも心配していなかったのです。
リーディングもライティングも、私が予想していたより進化が早く
幼児は吸収が速いなーと思っていたくらい…。
が、
先日先生との面談で、はーこはひとことも英語を喋っていないということが発覚したのです
え?挙手して先生の質問に答えたって言ってたやん?
お友達との遊びには、言葉はいらないのか?
「はーこは英語を話さないので、授業の内容を理解しているかわからず評価ができない」そうで
あとからフォローのメールも来ました。
これはピンチなのでは…っ
私はもともと娘をバイリンガルにしたい!という強い思いはなく、
学校での日常生活ができていれば十分だと思っていました。
今の自動翻訳ソフトの機能から考えたら、子どもたちが大きくなる頃には
ウェアラブルで会話を自動翻訳してくれる機械ができてそうだし(笑)
ただ世界には多様な文化があるということを肌で学んでくれたらいいなあ、というのと
他言語や他文化に対する心の障壁がなくなるといいなあというのが願いです。
そして、障壁は現在アリアリ
といっても、はーこの場合、日本人にもなかなか挨拶や受け答えが出来なかったりするし
日本人のお友達の輪にもうまく入っていけないことがあり、
問題は英語というより、シャイというか臆病すぎる性格のようです。
「度胸をつけさせる」のが課題、というのは、私も先生も一致していました。
自己肯定感、は、別に低くないと思うんです。
ある日、TVボードに突然紙を貼り、なにやら書き出しました。
完全無欠なプリンセスになりたいそうです。
「おねがい♡」と書いているのは「もくひょう」という単語を知らないからなのか、他力本願なのか…
ただ対人コミュニケーションや人前で何かをするのは苦手…。
家でショーごっこはよくしてますが、完全な内弁慶です。
ううむ…。
普段はコーチングとかケッと思ってしまう私ですが(ごめんなさい…)
学校で、どうやってemotionally intelligentな子を育てるか、というセミナーがあったので参加してみました。
子どもが失望や苛立ちを覚えたときに、どうサポートするかを紹介する、とのことだったのです。
講師の方によれば、親子の間で大切なのは「EFG」!
講師の先生ご自身が、クリスマスの衣装で学校に行かなければいけない日に
お嬢さんにいつもの制服を着せて登校させてしまった話を、披露しておられました。
当然、お嬢さんは「私だけどうして⁈」と泣いて怒ります。
クラスのお母さんたちに「まあ、どうしたの?」
「泣かなくていいわよ、どうってことないわよ」となだめられたり
「娘さんは私が見ててあげるから、あなた(講師)衣装をとってらっしゃいよ」と
解決策を提案してもらったりする中、先生は娘さんと並んで
みじめな気持ちを一緒に味わったのだそう。
結果、出勤時間が近づいて先生が教室を去る頃には
娘さんも落ち着いて、「大好きだよー」とママを見送ったそうです。
ドレスを取りに帰ったりと、その場しのぎの対応をするよりも
辛い状況に陥ったときに感情をどうコントロールすればいいのかを
身をもって教えた、というようなわけです。
なるほどなるほどー!
残りのFは「feeling」、Gは「good communication」
時間がなくなっちゃったのもありますが、このへんはそりゃそうやろー?という気もしてよくわからず(笑)
でもFは「forgiveness(許すこと)」Gは「gratitude(感謝)」だと思っちゃう親御さんが多いらしく
それに比べるとゆるい考え方でいいなあと思いました。
とにかく子どもの感情に寄り添ってあげることですね。
…ってこれがわかってても、余裕がないゆえに一番できなくて困っていることなわけですけれども‼︎
でも時々こうやって、大切なことを思い出すのはいいことですよね。
身につまされたのは、否定を肯定に変えるべし、という話。
「ダメ!」というネガテイブワードは使わず「〇〇しようね」と諭しましょう、
というのはよく育児書にも書いてあって、そうしようと思っていたのですが
ああ、最近「ダメ!」ってしょっちゅう言ってるわ…
あと子どもが隣にいるにも関わらず
「うちの子はあれができない、これができない」と
ママ友に話しちゃったりするんですよね…。
大好きなきくまきさんの漫画にあるとおり、自慢大会できたらいいのに
アラブ人もインド人もヨーロッパ人も、子育ての悩みは世界共通なんだなあ、と
ほっこりして帰りました
あ…で、子どもの自信はどうやってつければいいのだっけ…?
「なら、うちでプレイデートしましょうよ」と誘ってくださいました
お引越ししたばかりの超素敵な新居にお邪魔すると
最初は緊張しないようにと、youtubeでノンタンのアニメを流してくれたり
遊んでいる間も、発話を促すようにいろいろ話しかけてくれたり…
英語学習歴がはーこと同じくらいのチェコ人の女の子も一緒でした。
ヨーロッパの人はみなマルチリンガル!みたいに思っていましたが
チェコはヨーロッパでも他国と行き来する人がそういないらしく
自国語以外を話す人は少ないのだそう。
ママも英語は苦手…と会うたびに話していて、勝手にシンパシーを抱いています。
そんなみんなと、ヴィラのプールサイドでイースターエッグハント
とっても楽しいプレイデートになりました
が、はーこ、後半は私の背中に隠れたまんま…。
帰りのバスを待つついでに、お友達のお宅の近くの公園で遊びました。
こちらのAl Wasl Parkは、ブルジュ・ハリファが芝生に転がって眺められる、素敵なロケーション
ドバイの街も、こんな感じで見渡せます
遊具も充実していて、子どもたち大喜び
ほんとはこーんなに、のびのび遊べるのになあ…。男の子たちを従えているように見えますが、
たまたま見知らぬ子たちが後ろから登ってきただけです。
まだまだ降りてこない…
帰る頃には、シェイク・ザイード・ロード沿いの街並みにもう灯が点っていました。
まずは順当なところで、英語の家庭教師をトライしてみようと思っています
そして先生からは、演劇をやることを勧められているのですが
今の英語力と度胸だと、最初から凍りつかないかしら…
近所で空手の教室がはじまったので、そちらを…と考えているのですが、ベクトルが違うでしょうか?
まあまあ、焦らずやるべね…