夫はドバイに来てから、フィリピン人の床屋さんに髪を切ってもらっています。
特定の理容師さんに切ってもらっているわけではなく、
いつも違う人が切ってくれるそうなのですが、なぜかゲイの人ばかり。
学生時代からゲイによくモテる夫は(きわどいエピソードがたくさんある)
耳元で高橋真梨子を歌ってもらうサービスなどを受けているそうです。
♪あなーたがーほしいー♪
おかげですっかり高橋真梨子にハマッたようで、
なぜかトイレでyoutubeを見ているのが聞こえました。
トイレに籠ってるのは...うしろめたいのか?まさか...?
まあ、そんなことはどっちでもいいとして、
ある日床屋から帰ってきた夫
「俺の頭、寿司みたいじゃない?」
確かに上の部分が膨らんでて平たい…。
ちょうどシャリの上に大きめ厚切りのネタが乗ってるみたいです
ネタはそう…ホタテってとこでしょうか。
夫としてはこうなりたかったらしい。
The EelsのEです。
The Eelsは私も最も好きなミュージシャンのひとりですが
この髪型は営業職的にどうよっていうか、あんたがやったらただの寝癖じゃないか…
と突っ込みたくなるのはともかく、
夫が理容師さんにこの写真を見せると、理容師さんはひとこと
「OK、ショートね」
ちょっとぉざっくりすぎるわよ‼︎
ベッカムを見せてもブラッド・ピットを見せても「OK、ショートね」で済まされそうです。
そうしてできあがったのが、斬新なスシヘアーだったのでした
日本文化を髪で体現するとは、すばらしい愛国心です
次はちょんまげにするしかないね‼︎
自分から「寿司」と言いだした夫ですが、
娘たちが「ねぇ、おすしー」「おしゅし、おはよー」と呼ぶようになると
「お寿司って呼ぶなー!」と怒っていました。
ちなみに夫の職場はインド人のスタッフがほとんど。
いつの間にか「カレーは手で食べる方がきれいに食べられる」と言うくらいインディアナイズされていましたが
ちょっとペタンとした髪型にされた際、「この髪型インドっぽくてよくない?」とスタッフに聞くと
「我々はそんな髪型はしない」とあっさりハネられたそうです。
ちなみにインドカレーを毎日食べた結果、体重がどどんと増え
今はインドカレーを食べない自称「インド式ダイエット」をやってます。
私のほうはというと、この8ヶ月髪を切っておらず、引っ詰めてるばかりです。
ご安心ください、ドバイにも美容室はたくさんあって、日本人美容室やおうちでサロンをされている日本人の方もいらっしゃいます。
韓国系のアシアナホテルでカットする、という方もいるみたい。
アラブ人が行くヘアサロンは、なかなかハードルが高いです。
なぜなら、ムスリム女性は異性に髪を見せてはいけないので
美容室の中は外からまったく見えないようになっています。
アラブ女性のようなゴージャスな髪型にしてみたい気もするけれど…顔が日本人だからなあ
髪を切りに行っていないのは、我が家の経済状況が困窮気味なので、ケチっているだけです
でも年明けてから、産後急激に増えた白髪がどうしても気になってきました。
黒髪に白が混じるとどうしてこう、汚らしいのでしょう
いっそのこと、マリー・アントワネットみたいに全部白くなっちゃえばいいのに‼︎
そんなわけで仕方なく、自分で染めてみることにしました。
スーパーで売ってる髪染め、泡で出てきて髪にまんべんなく塗りこむタイプです。
海外の薬、強そうなイメージですが、ウェラなら世界ブランドだから大丈夫だろう…
結果、生え際はやっぱり難しかったものの、わりときれいに染められました
染めた日ははーこに
「ママ、今日なんかちょっとキレイじゃない?」と言われ、満足満足
ドバイの髪切り事情(我が家篇) でした。