意外に可愛いグランドモスクとアブダビ・バスツアー | 晩酌かあさん ちょっくらドバイってまいります

晩酌かあさん ちょっくらドバイってまいります

2016年より夫の赴任帯同で、2人の娘とアラブ首長国連邦(UAE)のドバイで駐妻生活中。 ドバイの暮らしや観光についてブログに綴っております。なかなか晩酌できない国で奮闘中☆

日本から遊びに来てくれた友人と、ずっと憧れていたココにも行ってきました↓
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お隣の首長国、そしてUAEの首都・アブダビにありますシェイク・ザイード・グランドモスクですカナヘイきらきら
前大統領のシェイク・ザイードが、広く多様なイスラーム世界を
ひとつにするためにと建てた、世界で6番目に大きなモスクです。
(ちなみに世界最大のモスクは、イスラム人口の最も多いインドネシアにあるイスティクラルです)
7つの首長国をuniteさせたシェイク・ザイードは、
世界中のイスラム教徒をもuniteさせようとしたんですね。
 
イスラム建築が好きなので、この美しいモスクにはずっと来たかったのですが

アブダビへはアニメイベントを見に行ったきり…。

公共のバスでも行くことはできますが、バス内は飲食禁止です。
5歳と2歳の子を連れて、2時間以上乗っていける気はしませんアセアセ
というわけで、お友達が来てくれたチャンス!で
ドバイ発のバスツアーをご一緒したのでしたカナヘイうさぎカナヘイきらきら
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今回、ひっそり買っていたアバヤも初めて着ていけましたカナヘイハート
頭に被ったシェーラがつるんつるん落ちてしまうのが困りものでしたが…。
みんなどうやって固定してるのかな…
 
ちなみにインドネシアなんかだと、髪を一本も見せることのないよう
ぴっちり髪を束ねてヒジャブで隠しますが、
ドバイではシェーラから前髪を出している人をよく見かけます。
エミラティ女性に聞いてみたところ、これは宗教的には本当はNGなんだけれど、ファッションとしてやっているんだそうです。
私は前髪まで隠しちゃうと、完全にカオナシだから
前髪は出させてもらってます
モスク内でもスカーフを被っていれば、髪がいくらか出ていても注意はされないようです。
本当は全部しまったほうがいいのでしょうけれど…。
 
また、ツアー客は一般客とは入り口が違うようで、
頭さえスカーフで覆っていれば、簡単な手荷物チェックだけで入れました。
以前一般で訪問した夫によると
一般客の手荷物チェックはさらに厳しいそうで
爆弾と間違えられそうなもの、たとえば携帯の充電器などは持たないほうがいいみたいです。
服は、髪と体をすっぽり被えるローブを借りることもできるみたい。
 
モスクは、醒めるような白が青空に映えて、本当にきれいカナヘイきらきら
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遠くから一見すると真っ白でシンプルなようだけれど、
細かで可憐な装飾が施されています。
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モスクといえば天井が美しいのですが、
もちろん期待を裏切らない…!カナヘイきらきら
アラビア文字が読めたらさらに面白いんだろうなー。
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先ほどの写真の回廊は、ちょっとアルハンブラ宮殿に似ている気がしましたが
こっちはインドのタージ・マハルを思い出すような…。
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あとから調べてみたら、イスラム世界をひとつに、という意図のもと
ペルシャ、ムガル、エジプトのアレキサンドリア、それからスペインに住んでいたムスリムのムーア人などのモスクの建築様式を
いいとこどりでモチーフにしているのだそうで、
印象はあながち間違いではないみたいです。
 
ここの壁画はペルシャな感じ!
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それでもって柱に施された花の文様が可愛い!カナヘイハート
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もっと豪華絢爛、ギラギラした感じを想像していたのですが、なんかすごく可愛らしいのですカナヘイ花

シャンデリアも意外な可愛らしさ!
シンデレラ城…と比べちゃいけないかもしれませんが
そんな感じのカラーリングで、やっぱりお花が可愛いですカナヘイ花カナヘイ花カナヘイ花
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天井も細かなレースみたいで、きれいカナヘイきらきら
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お花だらけの内装は、なんとなくバルセロナのカサ・アマトリェールを思い出させてくれます。
窓ガラスにも細かな装飾が入っていて、素敵
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とにかく見惚れちゃうこのお部屋でしたが、
土曜日だからか見学者が多く、のんびりはできませんでした。
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メインの礼拝室です。
出ました、数百万個のスワロフスキーでできたシャンデリア
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この奥行き感、すごいです。
天井も柱も、見事な装飾にただただ圧倒されるばかり。
教会なんかもそうですが、射し込む光と空間のとりかたに、荘厳で静謐な気持ちになります。
足元に敷き詰められたペルシャ絨毯は世界最大で、重量47kgもあるそうなのですが
ふわっふわで寝転がりたい衝動に駆られます。
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我が子はなんか…泣いてる…
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もし私がイスラム教徒だったら、
ここでコーランを唱えると幸せな気持ちになるんだろうな…と思いました。
異教徒は入ることができない、金曜日の礼拝の様子が見てみたいなあ〜。
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お祈りの時間が表示される、アザーン・クロックも素敵なデザインですカナヘイきらきら欲しい…(笑)
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子どもたちはお外の噴水がいちばん好きでした
つーこ@2歳は、「かえりたくない!」と言い張り、このあともびゃーと泣いておりました。
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モスクのお外には、おっしゃれーカナヘイきらきらなカフェがあります。
ツアーじゃなかったら、ゆっくりお茶していきたかった
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そしてこの、ゴールドなチョコレートケーキが食べてみたかったです。
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モスクはオレンジ色に染まる夕刻、
月の満ち欠けをイメージしたライティングが美しい夜、
朝陽がまばゆく射し込む早朝と、趣きがまったく違って見えるそうで
チビ連れだとなかなか難しそうですが、機会があれば見てみたいものです。
 
モスク見学のあと、バスツアーは海のほうに向かいました。
景色のきれいなスポットにいくつか立ち寄ります。
アブダビもドバイと同じく、他では見たことないような
変わったデザインのビルがぽつぽつと建っていて
なかなか面白い景色です。
真ん中らへんに見えているのが、7つ星ホテルのエミレーツ・パレスです。
シンガポールのマリナ・ベイ・サンズに次いで世界で2番目に高額なホテルだそうです。
横幅だけで1kmあるんだとか!
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エミレーツ・パレスの正面にも連れていってもらいました。
囲いのない噴水に大はしゃぎする娘たち。
母はいつ転ぶのかと気が気でなりません...。お着換え持ってこなかったし汗
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グランドモスク以外にどこに行くのかわからずに参加しましたがahaha;*
バスはヘリテージ・ビレッジにもストップしました。
オアシス近くの伝統的な村の様子を再現した施設です。
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砂漠の人々の暮らしぶりがうかがえます。
アブダビは、UAE建国まではほとんど何もなくて、アル・アインに街があったくらい...と聞きましたが
このあたりのオアシスを転々と暮らしていた人たちもいたのかな...。
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ラクダも飼育されています。長いまつげが可愛いハート
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ヘリテージ・ビレッジの中には、小さな博物館もあります。
昔の...といってもつい50年ほど前までですが、過去の人々の暮らしが紹介されています。
こちらは、糸をまきまきして編むための、まくらのような道具。
ドバイ博物館でも実演を見ることができます。
こんなポップな水玉模様も使われていたのかしら...。
男たちが外へ働きに出る間、女性は家の中で工芸品などを作って家計を助けていたそうです。
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こちらはヤギの皮でつくられた、水を運ぶための袋です。
若く体力のある女性は、この袋に水をたっぷり入れたものを頭に乗せ、
真珠漁で海に出ている船のところまで、泳いで水を売りに行っていたとか...おののくびっくり
しかも着衣のままですよね、すごすぎる...え・・・
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こちらも水を汲むための容器です。
女性たちはこれを頭に乗せて、毎日6時間かけて水を汲んでいたんだとか...おののく
子育てしながら、毎朝火を熾し、水を汲み、工芸品をつくって、かまどで料理していたわけです、ほんの50年前まで。
私のおばあちゃん世代はそんな生活をしていたんだと思うと、
比べるのもおかしいとは思いつつ、ワーママ生活大変とか言っていられないな...・・・
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そしておばあちゃん世代が目にした、社会が激変していく様子は凄まじいものだったのでしょう。
この写真は、アブダビに初めて学校ができたときのもの。
子どもたちの嬉しそうな笑顔が可愛いですハート
それまでは教育といったら、長老がコーランを誦むのを聴く、くらいしかなかったそうで
建国以前の子どもたちは読み書きを習うことがなかったのでした。
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博物館の外に出ると、海沿いにとてものどかな景色が広がっています。
涼しい風がそよそよ、鳥の声が鳴り響いて、ここでお昼寝してしまいたくなりますzzz
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赤ちゃんをたかいたかいしているパパもいたりして、平和な光景です。
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ヘリテージ・ビレッジ入口にあるこのヒトも、なんかかわいい得意げ
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あちこちまわって、おなかもペコペコ。
「やっとごはんか?!」「今度こそごはんか?!」という期待を何度も裏切られ
海外ツアーにはつきものの、誰も買い物しなくて気まずいおみやげ物屋さんにも連れていかれました。
でもアブダビのおみやげ物屋は、東南アジアの微妙な工芸品屋とは違って面白かった。
なぜならそこは高価なペルシャ絨毯を売るギャラリー
「はい、ライターで炙っても燃えません!」
「はい、部屋を真っ暗にするとキラキラ光ります!」と実演してくれるのです笑う
つーこは、「ママ、すごいねぇ!」とサクラのように大声を挙げていたし
はーこ@5歳に至っては、「今日はあの絨毯屋さんが一番おもしろかった」と
グランドモスクそっちのけ汗で楽しかったようです。
 
そして14時過ぎにやっと、昼食のレストランへ。
ローカルのレストランに行くと聞いていたのですが、なんと期待をいいほうに裏切る
シェラトンのランチビュッフェキラキラでした。
たぶん時間をずらすことで、安くあげているのですよね。
レストランも食べ物を無駄にせずに済むし、こちらもいろいろ食べられて嬉しいのでwin-winかなあは
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子連れビュッフェはばたばたで、写真を撮る余裕はなかったのですが、
アラビア料理もひととおりあって、
ずっと食べてみたかったアラブの牛乳プリン・ムハラビーヤも食べられて、満足満足嬉
そしてシェパード・パイがやたら美味しかったです。
パンとチーズも多種類置かれていて、お酒飲めないのが残念...・・・泣2
アバヤでお酒を飲むわけにもいきませんしね...涙
 
食後、車はサディヤット島へ。
2018年完成予定の観光アイランドで、
ルーブル美術館グッゲンハイム美術館がオープンする予定ですびっくり
世界の美術館が支店を作ってしまうとは...。
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ニューヨーク大学アブダビ校もオープンする予定です。
どんな学生が集まるんだろう...。
UAEには民俗的なもの以外のアートやカルチャーがまだほとんどないので、
海外のものを取り込んで、醸成していこうということなんでしょうね。
帰国するまでに完成した様子が見られるといいのですが、どうかなあ?
 
このあとヤス島のフェラーリ・ワールドにも行ったのですが、
子どもたちが爆睡していたため、母子3人でバスに残りました^-^;
 
今回のバスツアー、グランドモスク以外は、特にあまり期待していなかったのですが
想像以上にいろんなところに連れていってくれて、楽しめました嬉
子連れには乗り降りがちょっと大変だったり、
説明が少なくてどこにいるのかよくわからないところもありましたけれど、
イラク人のガイドさんは子供たちをかわいがってくれたし
バングラデシュ出身の運転手さんもいろいろ気を遣ってくれたので、
まる一日、なんとかやり過ごせました照れ
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肩が脱げちゃったな、はーこ...あせる