クリスマスといえばナッツクラッカー…くるみ割り人形です
子どもの頃、ニューヨークにいた時分、親に連れて行ってもらった「くるみ割り人形」のバレエ公演が
私は記憶に鮮明に残っていて、いつか、私も娘と観に行きたいと思っていたのです。
ハムダなおこさんの『アラブからこんにちは』に、お嬢さんと「くるみ割り人形」を観にいらしたことが書かれていたので、
ドバイでも公演がどこかで観られるだろうと楽しみにしていたのですが…
なんと、今年のクリスマスは
8月31日にオープンしたばかり
できたてホヤホヤのドバイオペラでそれが観られるというのです！
できたてホヤホヤのドバイオペラでそれが観られるというのです！しかもなんと！氷上での公演
えー、それってバレエなの？スケートなの？
よくわからないままに、チケットをポチっとして娘の学校のお友達と観てきましたので、レポートします
『The Nutcracker on Ice』は、ウェブページをよく見てみたら、
ザ・インペリアル・アイス・スターズという団体による公演でした。
この団体にはオリンピックのメダルを含む、全員で250のメダルを受賞したスケーターが所属しているのだそう。
すごい‼︎
そして公演は、いわゆるアイスダンスというやつなんですね！
そして公演は、いわゆるアイスダンスというやつなんですね！
他にも「白鳥の湖」や「眠れる森の美女」「シンデレラ」などの公演があるそうです。
Oh I see…とわかったところで、当日になりましてドバイオペラまでお友達の車まで連れて行っていただきました。
まずは、腹ごしらえです
まずは、腹ごしらえです
ブルジュ・ハリファってね、人が住めるんですよ
タワー自体に住んでいらっしゃる方もいるし、周りのレジデンスに住んでる方もいる。
こちらはブルジュ・ハリファを見上げるのに、ベストロケーションなブルジュ・レジデンス。
なブルジュ・レジデンス。…って…。
すっごい‼︎マジでベストロケーション‼︎
ドバイファウンテンの噴水ショーも見えます。
なんかとってもロハス？な感じのブランコがあります。
（芝生＝ロハス、みたいな安易な発想…）
人工芝が敷いてあって、とっても牧歌的な雰囲気。
お尻を乗せる板自体にも、ふさふさと芝が生えています。
このハンモック、ブルジュ・ハリファを見上げるには最高なのでは⁈
そんなブルジュ・レジデンスに、日本の洋食屋さん、ITOはあります。
洋食って…酒と肴しか求めてこなかった私は、
成人してから15年、神戸のもんでクリームコロッケに感動して悶えたのと、
あとはファミレスで子どもの残りを食べたくらいの記憶しかなかったのですが…
人の親になってからは、
オムライスやハンバーグなどの洋食メニューがとっても嬉しく感じます
子どもの好きな味が揃っていますもんねこちらのITOは、シェフが日本人。他のスタッフにも日本人の方が揃っていて、
日本で食べる洋食とほとんど変わらないおいしさ、と定評があります
そして子どもにはちゃんと…お子様ランチがあるのですよ
ドバイで食べるキッズランチ、炭水化物ばっかりだったり
「これは『伝染るんです』の子ランチですか？」というくらいの、残念なやつもありますが…
↓子ランチ
デゴイチに乗ったランチは、近くで見るとこう。
ドバイでこのクォリティはなかなかありません。
はなかなかありません。日本でだって、「ペンギンさんのおにぎり！
」と喜ばれるんじゃないかな。
」と喜ばれるんじゃないかな。Ｄ51のプレートに乗ったのが2種類、新幹線プレートに乗ったのが2種類と、
なんと4つも選択肢があるのも嬉しいところ
新幹線にはイルカさんとパンダさんのおにぎりが乗っています
刺身パスタなるメニューが気になっていましたが
白味噌チャウダーにしました。
これ、鶏肉とキノコがごろごろ
具沢山でおいしかった！
具沢山でおいしかった！
他にも和風ハンバーグやドリア、ハヤシライス、チキンカツカレー、豆腐サラダなど
嬉しいラインナップです
お値段もメインが50〜60AED、お子様ランチは34AED（≒1088円）と、東京のデパートくらいの価格じゃないの、という感じ。
ドバイの某ホテルの和食レストランは、カツカレーでも100AED（≒3200円）ですからね…。
たぶん我が家には縁がなさそうです
アイスクリームかチョコレートケーキの選択肢がありまして
娘はケーキを選択。
癒されました
なんとこのケーキ、お豆腐入りでヘルシー
上にはパッションフルーツのムースが乗っています。
…子どもには勿体無い！（笑）
ITOは、内装も「外国人がイメージする日本」ではなく、
日本国内にある、おしゃれなカフェの雰囲気でした。
BGMはアコースティックな、90年代懐メロのインストゥルメンタル。
はっきり言って、超居ごこち良いです。
あんまり日本らしいので、日本人ではないスタッフに日本語で話しかけてしまったり、
お会計でレジに行こうとしてしまったりするくらい…（ドバイは基本テーブル会計です）
前置きが長くなりましたが…
腹を満たしたところで、いざ！ドバイオペラへ！
到着すると「…ザン！…ザン！」と波打ち際のような水音が聴こえてきます。
なんだこの噴水…
おかげで、後部座席からもステージがよく見えました
下がプールになっていなければ、囲いもない
ちょこんとパーテーションが置かれているだけです。
オープン当初はこのパーテーションもなかったそうですから…知らずに上を歩きでもしたらえらいこっちゃ
ドバイ博物館には、ひたすら砂を掃いているスタッフがいましたが、
ここにもひたすらモップで水を拭いているスタッフがいました
しかし、水が跳ねて踊るようなこの噴水は、これだけでも見る甲斐があります。
カラフルにライトアップされているので、夜は特にきれい
ちびっこたちが喜ぶのは、言うまでもありません
ドバイオペラの外観は、うまく撮れなかったのですが、
拾ってきた画像の、この感じ。ダウ船をイメージしているのだそうです。
中は意外とこじんまり…
ちなみに最前列は1250AED（≒4万円）、ボックス席は6250AED（≒20万円）、VIP席は10,000AED（≒32万円）とたいへん高額ですが
最前列とボックスにはちゃんと人が入ってるのが見えました
私たちの席は250AED（≒8000円）、子ども料金の設定はナシです。
でも公演の内容からしたら、納得できるものでした。
だって、すごかった。
アイスアリーナじゃない、ステージに氷を敷く意味とはなんぞや…と思っていましたが
スケートのスピード感、繰り広げられる技の数々…
クララのお父さんなんか、一体何百回、回転してたんだか
おばあちゃん役の、氷上でヨボヨボする演技もすごかったです。
ドロッセルマイヤーさんのマジックショー、
2mはありそうな大柄スケーターのネズミの王様、
衣装に電飾を仕込んだ雪の精たち、氷上での炎を使った演技…
ハイライトはたくさんありましたが、極めつけはこれでしょうか…！
スケート靴を履いてのエアリアルです。
後部座席からもよくわかる、お二人のマッスルもすごかった。
このあたりまでは娘、「なんで誰も喋んないのー？」とか
インターバルで（the Addressの）ケーキを与えたにも関わらず、「おなかすいたー」とか言いつつも、
しっかり観ていたのですが…
花のワルツの直前で入眠
頰をぺちぺちしてみても、ゆすぶってみても目を覚ましません…。
フィナーレは大喝采。
アンコールではキャスト全員が舞台で滑走し、
劇中以上にキレッキレの派手なダンスを見せつけていて、
クララのお父さんはまた、超絶回転をしていた…のですが
娘、爆睡。
場内が明るくなると、隣の席のお客さんと、顔を見合わせて苦笑しました。
高校時代、学校で能楽を観に行ったことがあり、
先生が「寝ちゃったとしても、贅沢な眠りですからいいのですよ」と仰ってましたが
これもかなり贅沢な眠りでした…。
ちなみに今回は、生オーケストラではありませんでした。
ステージがけっこう狭いので、オーケストラピットも作れないんじゃないかと思いましたが、
先月の『レ・ミゼラブル』ではちゃんとピットが設けられていたのだそう。
生じゃなくても、チャイコフスキーを聴きながらの眠りはリッチですよね（笑）
最後に「今日はとっても楽しい日だったー
」と
」と言っていましたから、ま、よかったよかった
公演を紹介してくださった友人、車を出して1日楽しく過ごさせてくれた友人に感謝です
