ドバイのメトロとタクシーに乗ってみる | 晩酌かあさん ちょっくらドバイってまいります

晩酌かあさん ちょっくらドバイってまいります

2016年より夫の赴任帯同で、2人の娘とアラブ首長国連邦(UAE)のドバイで駐妻生活中。 ドバイの暮らしや観光についてブログに綴っております。なかなか晩酌できない国で奮闘中☆

ひと月前のことですが、ドバイ在住2ヶ月目にして初めて、
自力で市内を移動しました
家から駅までは徒歩5分もかからないのですが、
あんまり暑いので、それすら子連れでは行ってみる気になれなかったのです。
それに、異国の交通機関を使うのはやっぱりちょっと不安…。
最初は下の子も託児できるようになってから、ひとりで乗ってみようと思っていたのです。

しかし、この日は、かねてからお腹の調子が不安だった次女・つーこが、朝から水溶便を出していました。
これは病院へ連れていかねばなるまいと、グリーンラインでHealthcare Cityまで向かうことにしたのです。

我が家の最寄りのUnion駅です。
出ました、近未来なフォルム
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ジュメイラのほうまで向かう、観光に便利なレッド・ラインと、
クリークから外国企業が集まるエアポート・フリーゾーンの間を走るグリーン・ラインとが
交差する駅なので、とても便利です

メトロの駅は、わりとどこもバリアフリーキラキラ
(新しいしね!でもエレベーターのない駅も存在するみたい…)
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ホームまできれいなエレベーターで降りていきます。

駅構内に、小さなカルフールが。
ダンキンドーナツも買えます。ドバイはダンキン、けっこうあるんですよね
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ドバイらしく、サモサとかも売っています。
電車内は飲食厳禁なので、店内にイートインスペースがあります。
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さて、券売機のところへやってきました。
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英語かアラビア語か、表示を選ぶことができます。
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乗車賃は、こちらのノルカードにチャージします。
日本のSuicaのようなICカードです
これでメトロにもRTAバスにも乗れるし、一部のタクシーでも有効らしいです。
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ノルカード…乗るカード…日本人には親しみやすい名称ではありませんか!(笑)
写真のシルバーカードは、20AED(≒565円)で買えて、最初に14AED分の旅賃が入っています。
500AEDまでチャージできて、5年間有効。
最初は駅の窓口で購入します。

ドバイのメトロには1車両だけ、グリーン車のようなゴールドクラスの車両がありまして
それに乗れるゴールドカード
学生と高齢者用のブルーカードが他にあります。
旅行なら、2AEDで買えて、10回乗れるレッドチケットでもいいかもしれませんが
ドバイのメトロは区間制で、何ゾーン移動したかで料金が決まるので
正確な乗車賃を毎回チャージするのが、ちょっぴり面倒かも。

チャージの方法はこちらの記事が詳しいのですが
戸惑ったのが、カードの挿入方法。
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挿入っていうより、ポンと置くだけでした。

これはできたんですが、予習してこなかったので
チャージってこの「Top up」ってボタンでいいのか?
えーと、お金はどうやって入れるの?とモタモタしていたら
隣の券売機にいたお兄さんが親切に教えてくれました。
「このボタンですよ…いくらチャージしたいの?
えっ30ディルハム?あーだめだめ、お釣り出ないんだから100ディルハムのお札じゃだめ!」
お釣りが出ないのかどうかよくわかりませんでしたが、
窓口でチャージしなさいと諭され、窓口に並びました
15人くらい並んでいましたが、窓口のスタッフは手際が良くて、すぐチャージしてもらえました。

あとは改札で、ピッとするだけ!
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チケットだけ買えたら、あとは簡単です
ただ、どの方面の電車に乗るかは、前もって頭にいれておいたほうがいいかと思います。
Unionの駅では、ホームに降りるまで路線図の表示がなかったので
路線図を探してうろうろした挙句、携帯で路線図を確認しました

治安のいいドバイだからまだいいですが、他の国だったら…
子連れなんだから、もっと気をつけなきゃいけませんショック

一番後ろの車両がゴールドクラス、後ろから2番目が女性と子供の専用車両です。
6〜24時の運行時間中は、ずっと専用車両で安心
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ホームで待つ人は、扉の前に斜めに並び、降りる人を優先して乗車するよう、
ちゃんと注意書きがあります。
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当たり前のことですが、日本でもマナーを守れない人がけっこういますよね

ドバイのメトロでは、乗車マナーはしっかりと守られています。
なにしろ罰則が厳しいですから…。

注意電車内で飲食する
注意座席の上に足を乗せる
注意駆け込み乗車する
注意他の乗客に不快感を与える
で罰金100AED(≒2820円)

注意チャージ不足や有効期間の切れたノルカードを使う
注意電車内または駅構内でツバや痰を吐く
注意男性が女性専用車両に乗る
注意お酒、火器、武器を電車内に持ち込む
注意電車内で喫煙する
注意電車内または駅構内で販売行為をする
で罰金200AED(≒5640円)

注意電車内または駅構内での居眠り
罰金300AED(≒8461円)

注意電車や駅を傷つける
罰金500AED(≒14102円)

注意不必要に非常用設備に触る
罰金2000AED(≒56408円)

居眠りやチャージ不足に厳しすぎないか⁈とか、お酒は持ってるのもダメなのね…とか気にはなりますが
これで環境が保たれるなら、日本の交通機関も罰金制を導入したらいいのかも…。
日本では、ツバや痰を吐くオジサンが多いですけれど、ぜひ取り締まってほしいわぁウシシ
駅のあちこちに屈強なセキュリティの方々が立っているので、
咎められて駅員に逆ギレ、というのもドバイではまずできませんら。
むしろ、このくらいの罰金を払って許してもらえるならいいよね…と思うくらい、
ドバイの警察官はコワモテです滝汗

メトロの中は、つーこが緊張してしまうくらい静かでした。
10時台で通勤時間帯は過ぎており、すぐ座れましたが、
周りの方々の話を聞くところ、幼子連れで席を譲ってもらえないことは
ほぼ100%ないそう
老若男女がさっと席を譲ってくれます。
ドバイの人々はパーソナルスペースが狭いのか、
座席のちょっとした隙間にでもお尻を押しこんで座ってきますが、
妊婦さんや小さい子どもにはとても親切です。
居眠り禁止だから、狸寝入りもできませんしねウシシ

近畿車輛が製造した、ドバイメトロの車両は、
走行音もなんだか親しみやすいです。
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線路はゆりかもめに似ている気がする…。

そんなわけで、初のメトロ移動は快適だったのですが、
駅についてからの「駅から徒歩5分」がめちゃくちゃ大変でした
9月の昼間はまだまだ灼熱の暑さです
そんな中、ベビーカーを押して車がばんばん通る道を渡るのはけっこうキツい…。
しかもhealthcare cityは、同じような病院の建物が立ち並んでいて
Google mapを見ながら歩いたのですが、正しい場所にいるのか不安になります。
舗装された道が突然なくなって、仕方なく砂地を歩こうとしたらベビーカーが進まず、
つーこごとベビーカーを抱えて歩いたときには、命の危険を感じました…
つーこには何度水を飲ませたことか…

幸いつーこのお腹はたいしたことなく、整腸剤と、もしもの時の下痢止めをいただきました。
往路の辛さにすっかりめげて、帰りはタクシーに乗ることに。

タクシーは初乗り5AED(≒140AED)です。
さすがオイルの国キラキラ
空港からのタクシーは初乗り25AEDなので要注意です。

ひとりでタクシーに乗るのも、この日が初めてでした。
病院の周りでタクシーをつかまえるのにまずひと苦労…アセアセ
後にuberのアプリを携帯にダウンロードしておきました
でも乗ってしまえば、あとは安心です。

英語が不得意なのか、単に無愛想なのか、行き先を告げても無言のまま…のドライバーがドバイには多くて、
本当に家まで連れていってもらえるのか不安ではありましたがタラー
RTAのマークがついた、公式のタクシーであれば
GPSで管理されているので、変な場所に連れて行かれるとか、
おかしなことにはそうそうならないそう。
料金が納得いかないような場合も、タクシーの番号を控えておいて、RTAに連絡すればすぐ対応してもらえます。
刑罰が厳しいぶん、犯罪自体(あるけど)少ないようですしね。
ドバイには女性専用のピンク色のタクシーもありますが、
空港以外ではなかなか見かけないし、道に詳しい普通のタクシーのほうが安心な場合もあります

結局、運転手さんはひと言も発しませんでしたが、
渋滞に巻き込まれるようなこともなく、スムーズに家まで連れ帰ってもらえました

ちなみに、もちろん陽気な運転手さんもいて、
いい人に当たると観光案内をしてくれたり、
ダンスミュージックをかけてノリノリで運転してくれたりすることもあります
「俺の国籍を当てたら、タクシー代タダにしてやるぜ!」なんて運転手さんもいました。

タクシーに乗るとき気をつけたいのは、10AEDや20AEDの小額紙幣を用意しておくこと
クレジットカード対応のはず…なんですが、断わられることが多いです。
で、大きなお金だとお釣りがなかったりする。
ついでにちょっと悪質なドライバーだと、お釣りをちゃんと渡さず
レシートもくれない、みたいなこともあります

とはいえ、道の途中で突然降ろされるタイのタクシーや
暗くて怖いニューヨークの地下鉄なんかに比べたら
ドバイの交通機関はとてもストレスが少ない(^▽^;)

バスも意外と便利でキレイだそうなので、今度はバスに乗ってみたいと思います


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