ドバイに着いてからしばらくは、ワンダーランドだった近所のスーパーも
2ヶ月近く通い続けると、買うものがだいぶ固定化されてきて、段々マンネリに…
特に野菜は、日本でも使い慣れているものを…と思うと
レギュラーにあるのは、にんじん、じゃがいも、玉ねぎ、トマト、ブロッコリー、カリフラワー、パプリカといったところでしょうか。
さつま芋はどちらかと言えばヤムで水っぽく、
かぼちゃもよく出回っているものは瓜っぽい。
オクラは筋が硬いし、茄子は多種類あるんだけれど選別が難しい。
キャベツや白菜はあるときとないときがあって、日本のに比べると葉が厚くて固いです。
マッシュルーム以外のキノコは高くて、モヤシは希少。
中国産の大根は、皮をかなり厚く剥かないと固い。
葉野菜はきれいなものになかなか巡り会えない。
そんな感じです。
先日もスーパーの野菜コーナーが微妙なラインナップでした。
家には韓国食材店で買ってきた豚肉とお豆腐があります。
チャンプルーにしようかな…と思うも、インド野菜コーナーにあったゴーヤらしき野菜は、茶色くしなびています。
うーん…
悩んだ末、同じ陳列台に並ぶ、日本では目にしたことのない、インド野菜に手を出してみることにしました。
比較的使いやすそうに見えて選んだのが、こちらです。
帰宅して調べてみたところ、シュシュという読みで、
ブラジルでよく食べられるウリの仲間ということでした。
インド野菜かと思いきや、アミーゴな野菜でしたか…!
とりあえず半分に切ってみると、こんな感じ。
ウリなら、ニガウリの仲間だし、いいよね…?
写真ではよくわかりませんが、切って間もなく、
断面にふつふつふつと無数の水の玉が現れます。
利尿作用の高い野菜と書いてありましたが、なるほど…!
すごくみずみずしい野菜のようです。
ちょっと生で囓ってみたら、甘くないリンゴのようで微かに苦い、やっぱりウリの味でした。
ということで、チャンプルーにしてみました。
ブラジルでは、エビと炒めるのがポピュラーと読んだので
私の料理の腕のせいで、あまりおいしそうに見えませんが…
うん!おいしかったですよ
ブラジルでは健康野菜として親しまれているそうですが、
クセのない、さっぱりした野菜なので、いろいろ使えそうです。
後日ココナッツオイルとニンニクを使ってやってみましたが、
シュシュにエビの旨味が染みこんで最高でした
よい葉野菜がなかなか手に入らないドバイで、
初めて試されるなら、この海老炒めが絶対オススメです!
ちなみに対面販売で買ったエビは、処理をお願いしたら
とてもきれいに殻をむいてくれていました
もうひとつ重宝しているのがモロヘイヤです。
サラダ用のほうれん草は高いし、オマーン産の葉物はいまいち得体が知れないし…
という中で、モロヘイヤだけが、
きれいなものがひと束0.95AED(約30円)の雑草コーナーに君臨しているのです…
あの、高栄養の「野菜の王様」が…‼︎
エジプトでよく栽培されているんですものね!
日本でもけっこう安く売られていますが、さすが中東!安い
茹でて刻んだときのネバネバのおかげで、するんと口に入って
子どもたちも比較的食べやすいので、あちこちに刻んで入れています。
ラーメンに入れたら、スープがゲル状になりましたが…
トルコのムサカなんかに使うトマトペーストがこんな感じだったと思いますが、
濃くて酸味が少なくて、でもケチャップのように塩分はないので
トマト缶を使うよりいいかも〜
↓の少量パックがまた、使いやすいです。
ミートソースをかけたら、よくなじんでおいし〜
このミートソースを、中東らしく、粒々パスタのクスクスにかけてみました。
中学生のとき、なぜかモロッコに憧れを抱き、クスクスを作ったことがあるのですが
その時は確か茹でて使った記憶があります。
でも箱に表示された作り方によると、沸騰した塩水でふやかし、
バターかオリーブオイルで炒めるとな…。
えー!そんなんでできる?と思いつつやってみたら…
加減がわからず一部焦がしましたが、食べられる感じになりました。
パラっとしていて、なかなか美味しいです
慣れ親しんだごはんがいいんですって
モロヘイヤはキッシュにも入れてみましたよ!
モロヘイヤはキッシュにも入れてみましたよ!
ほうれん草の代用で、サーモンとクリームチーズのキッシュにin。
ドバイで手に入りやすい野菜の、いい使い方、模索していきたいです。