バザーが開かれていたので行ってきました。
代々木上原駅西口から井の頭通りに出て少し歩くと
渋谷区らしい都会の町並みの中で、異彩を放つ、ラプンツェルのお城のような(ダメな表現?)塔が見えてきます。
1938年、この土地に建てた礼拝堂が、
老朽化のため改装され、2000年に完成したこの建物は、
オスマン・トルコ様式の、美しい大理石の建物です。
入り口に施されている黄金のカリグラフィは
「東京ジャーミィは神の館、この地にあまねく永遠の聖なる光を」という意味。
建物のあちこちに、こんな綺麗な文字が刻みこまれています。
ジャーミィ入り口では、クルァーンを理解するための資料が無料でいただけます。
↓いただいてきたもの
待つことができない4歳と1歳連れにはちょっと辛かった…
結局15分くらいしかいられなかったのですが、イスラムを理解するための本と
頭を覆うスカーフをGETしてきました。
頭部を覆う布は、正方形を三角に折って使うものをヒジャーブ、
細長い長方形の布を巻くのをシェーラというそうです。
目だけ見えているのが二カーブ、老齢女性がよく着るほとんど全部隠れちゃうのがブルカ。
UAEの若い女性は、シェーラで髪を隠し、アバーヤで全身を覆うのが一般的だそうです。
こんな感じ?
ちなみにイランの人がよく着る一枚の黒い布はチャドル、アフリカ系の人が着る水泳帽っぽいキャップがアミーラだそうです。
バザーで売られているスカーフの中には、顔の部分に穴が開いていて、
顎を合わせて顔をすっぽり出すだけの、便利そうな布もあり(アミーラっぽいのかな…?)
小さな子どもに引っ張られても大丈夫!とオススメされました。
また、UAEは黒が一般的とのこと…
それで黒の柄入りのを試着してみたのですが…
ものすごいネズミ男感…
目が曇っていて、普段は「ママかわいいー!ママきれいー!」という娘も
「…」
無言です…。
そんなわけで替わりに選んだスカーフはこんな感じ。
長辺の真ん中をおでこのあたりに当てて頭部をくるっと多い、ピンで留めます。
黒ではありませんが、このくらいの色じゃないと
彫りの浅い日本人には、たぶんしんどい…
なにしろ顔だけの勝負ですからね…
普通なら髪型などで隠せるものを…
一緒に購入したピンはこんな感じです。
ブローチみたいなものが一般的なようですが、これは強磁石。
簡単にパチッと留められます。まあ便利ー
イスラム女性にとっては、頭を隠すことが相手に敬意を払うことにもなる、と聞きました。
ならばひとつは持っていたほうがいいだろうと思っていたので、
購入できてひと安心です。
ジャーミィは中も美しく、できれば礼拝堂も見学したいところでしたが、
今回は初心者だし子連れだしあきらめました。
ちらっと覗いたお手洗いが、お浄めのスペースもあってまたエキゾチックな雰囲気でした。
その後、駅前の小さなブランコしかない公園で子どもたちを遊ばせ、
代々木上原をちょっぴりだけ散策しました。
だって、代々木上原はパン屋さんの密集地なのです
でもチビさんたちは当然そんなにはお付き合いしてくれないので、
駅から近いところだけ…(^▽^;)
ドーナツのハリッツに行ってきました。
さすが人気店!で、小さな店内に行列が。買えるのもひとり3個だけ。
ピーナッツ、ショコラオレンジ、かぼちゃなどワクワクするメニュー豊富で、
オーダーするとその場で揚げてくれますが、
チビさんたちは待てないので、ショーケースにあったカカオとクリームチーズをひとつずつ買いました。
ドーナツはドーナツだと信じられないくらいふわっふわ!
油っけもほとんどなく、揚げてるとは思えません…。
子どもたちがガツガツ食べてひと口ずつしか食べられなかったけれど、
こんなに油感がなければ安心かなー…と。
店内にも生地の手作りっぽい、いい香りが漂ってました。
これは人気店なのも納得!です。
そしてもう一軒、近くのパン屋さん、マンマーノへ。
パリの16区をイメージしたという店内には、フランス語のラジオ放送?が流れ
パリに来たみた~いな雰囲気。
デニッシュ系が好きな方は特に選択肢が多いと思います。
クロワッサンが大好きな長女にパンオショコラ、
家族用に雑穀の入ったパンと、CCOというチョコ、クリームチーズ、オレンジピールの入ったパンを買いました。
雑穀のパンは味わい深くてどんどん進んじゃう味。
CCOもチョコとチーズが多すぎず少なすぎず、絶妙な塩梅の量で入っていて、
めっちゃおいしかったー
やっぱりバゲットも買えばよかったな!
というわけで、代々木上原、少しですが楽しんできました。
東京生まれ東京育ちですが、この坂の多い、異国の雰囲気と日本のローカルが混じった素敵な町は初めてでした。
というか、いつもながら煩悩で終わってしまったな…