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双子妊娠、早すぎる別れ

妊娠12週に、双子そろって臍帯ヘルニアかもしれないと告げられた。結局もっと重い病気だったために16週で中期中絶。自分自身の気持ちの整理のため、そして双子が生きていた証としてブログを残すことに。

仏壇も神棚もない、ただの賃貸に住んでる私たちは、子どもたちの遺骨の入った骨壺を寝室の本棚に置く事にした。
昔に編んだレースの上に骨壺と、スーパーで買ってきたお花とお供え物のミカンを置いた。

できる事が全て終わると気持ちもだいぶ落ち着いた。
そんな気がしていた。

夫が、気分転換にと旅行に誘ってくれた。
一泊二日の車で行ける距離の旅行に、産後4日目で行く事になった。

体力は戻っていなかったが、夫の気持ちに答えるためにも努めて明るくふるまい、なるべく疲れはみせないようにした。

が。

夜。寂しさはいつも夜に襲ってくる。

子どもたちと一緒に旅行したかった。
二人も楽しいけど、四人で旅行したかった。

そう言って泣く私を慰めてくれる夫の目にも涙があった。


あといくつ夜を迎えれば、私は泣かなくなるのだろう。