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双子妊娠、早すぎる別れ

妊娠12週に、双子そろって臍帯ヘルニアかもしれないと告げられた。結局もっと重い病気だったために16週で中期中絶。自分自身の気持ちの整理のため、そして双子が生きていた証としてブログを残すことに。

夫との喧嘩は、その日のうちに解決した。
みんないなくなっちゃうと不安がる私に、どこにも行かないから、嫌がってもついて行くからと、ずっと一緒だからと言ってくれた夫。

だけれども、この日を境に、私の中で何かが変わったような気がする。

またあの日のように、孤独の中に溺れるのではないかという不安が、見えない盲点のように、いつも付きまとっている。

そして、私をこんな気持ちにさせる最後の一押しをした夫に、不信感が残る。
それはまだ、私の自尊心が回復していないからかもしれない。
こんな私といる夫を理解出来ない、という感情かもしれない。


死産から2週間も経たない頃、高校時代の友達から妊娠の報告があった。
無事に産まれてきますように。
それしか言えなかった。
元気な赤ちゃんを産んでね、なんて言えない。
元気かどうかなんて、どうする事もできないのに。。

この日の夜、数日ぶりに泣いた。
私も友達に妊娠の報告したかったと。
病気があったから誰にも言えなかったと。
望んだ妊娠だったのに、祝福も受けずにこの世を去った二人の事を思うと、形容しがたい悲しみが溢れ出してくる。
二人は天使になったのだといくら自分に言い聞かせてもだめだった。

私はまだ病んでいたのだ。
仕事も休んで夫としか合わず、他には家族と連絡をとるだけという、閉鎖された、守られた空間の中では気づかなかったが、外界と触れ、身を持って知った。

私、まだ元気なんかじゃないんだ。