母子手帳二冊と、自治体から交付された妊婦検診受診票を手に、
ようやくの産婦人科へ。
I先生に診察をしてもらうと…
「ちょっと二人目の赤ちゃん、頭がむくんでるね…
今回たまたまそう見えてるだけかもしれないし、
今色々説明して不安にさせてもいけないので、
しばらく定期的に様子をみていきましょう」
のような事を言われた。
頭にむくみ?
それ以上先生は何も説明してくれなかったので、
家に戻ってインターネットで調べてみた。
胎児 頭 むくみ
頭のむくみ、つまり胎児浮腫。
これはダウン症のマーカーとされているらしい。
浮腫が見つかってもダウン症の確率は低く、
高齢出産の場合だと羊水検査をすることもあるようだけど。。
そもそもNTとも呼ばれる胎児浮腫は、日本でその診断を正確に行える先生は数少ないし、
正確に行えない以上、妊婦に不安を与えるだけなので
勝手に診断すべきではないという意見もあった。
妊娠前に、夫婦でダウン症について話す機会がたまたまあり、
「おろす」と即答した夫に、
「ダウン症は子供の個性の一種、足が遅い子も勉強ができない子もいるのと一緒。
それを理由に子供の命を奪う権利が自分にあるとは思えない」
と言って泣いてしまったことがあった。
が、それは単胎妊娠の場合。
双子で育児が大変なのに、更に一人がダウン症だったら、
私は育てる事をあきらめてしまうかもしれないと思ってしまった。
だけどもお腹の子は二人。
一人のために二人の命を犠牲にする理由も見つからず、
また、まだダウン症と決まったわけでもないし、
もしそうだとしてもなるようになると夫婦で乗り越えることにしたのです。