こんにちは、さとうホームの佐藤です。
家を建てる時には、プライバシーに配慮した、
くつろげる家にしたいと考える方は多いものです。
プライバシーに配慮という考え方は、
戦後、アメリカの影響で言われるようになったそうです。
その影響を受けて、住宅でも個々に部屋を持つのが、
当り前の時代になってきました。
子ども部屋、書斎、家事室など、いろんな呼び方がありますが、
全て個人のための空間です。
その結果、もたらされてしまったものは家族間の
コミュニケーションの減少です。
バリアフリーという言葉がありますよね。
一般にその言葉が意図しているのは、段差とか仕切り、
いわゆる物理的なものについてです。
ですが、今回は精神的なバリアについて
触れたいと思います。
家の中に壁があると、そこでコミュニケーションは遮断されます。
つまり、物理的に壁があるのではなく、それは心の壁にも
なってしまうわけです。
せっかく家族と一緒に暮らせるのですから、
コミュニケーションをとりながら楽しく生活したいもの。
そのためには、壁があるより無いほうがいい。
そうしたら、そこには自然と会話が生まれるはずです。
しかし、そこで忘れてはならないのが、プライバシーの
問題です。
家族それぞれのプライバシーを尊重しつつ、お互い、
気軽にコミュニケーションを図れるような、
精神的バリアフリーの空間を設計すること。
間取を考える場合には、プライバシーと
コミュニケーション両方の観点からの考慮が必要です。
なかなか難しい問題ですね。
読んでくれて感謝してます。
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