コーヒーの保存について | 里芋とがらぱごすブログ

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アフリカ、中南米、東南アジア、オセアニア等のスペシャルティコーヒー豆とテイクアウトコーヒー、時々自家製スイーツを販売しています。

【おいしい風味のピーク】

コーヒーの美味しい風味のピークは、2週間~1か月。

そのため、当店では毎日少量ずつ焙煎し
仮に1週間経過してしまった場合、そのコーヒー豆は廃棄し
改めて焙煎し直しています

そのため、焙煎日は明記しておりませんが

ギフトやドリップバッグコーヒーについては
賞味期限を1か月と明記しています


【1か月以内で飲みきれる量を】

焙煎したコーヒーは炭酸ガスを多く含みます
このガスの働きで、注湯時に粉は大きく丸く膨らみます

炭酸ガスには香気成分が含まれますが
おおよそ2週間までに大きく減少しきってしまい
その後は1か月程度ゆるやかな減少傾向をたどります

また、挽いたコーヒーは空気に触れる表面積が増えるため
劣化が早く進みます
香気成分も引いた直後から揮発するので
豆のままで保存するより早く抜けていきます

以上の理由から
1カ月以内に飲みきれる量をお求め頂くことをおすすめします

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【一杯のコーヒーに必要な豆の分量は?】

当店では

カップ1杯(注湯量300CC)のコーヒーを淹れるときの粉の分量を

約20g(注湯量の約15分の1)
※ハンドドリップ・フレンチプレスともに※

で、おすすめしています

これを元に1か月程度で飲みきれる豆の量を計算し、お求めください

例)週2~3回、1杯(20g使用)ずつ飲む × 1カ月(4週間)≒ 200g



【長期保存する場合は】

それでも飲みきれない場合もあるかと思います

その場合は小分けにして、冷凍保存してください

香気成分は
4℃の低温なら常温保存の半分程度の減少幅で抑えられます

夏の時期、室温が高温になる場合は冷凍保存はおすすめです

飲む分だけ取り出して、常温に戻してから淹れてください


【長期保存によるデメリット】

炭酸ガスを排出するバルブ機能
脱酸素剤や窒素充填による酸化防止機能など

コーヒー豆の鮮度を保持する「袋」の機能は高くなっています

しかし、開封後はいずれも劣化する条件は同じです。

焙煎したコーヒー豆は水分量がかなり少なく、腐る可能性は低いですが
保存状況によってはカビがついたり
油分の酸化により、飲用すると体調を崩すことも考えられます

長期の賞味期限が付いていても
冷凍保存をしていたとしても
早めに飲みきることを強くおすすめします(N)