札幌の皮膚科専門医/美容皮膚科 女医 日景聡子です。
 
 
9月7日(日)に北広島市総合体育館で開催された、元気フェスティバル in きたひろしま2025へ行ってきました。
 

 

 

 

健康に関するたくさんのブースが並んでおり、当院の看護師遠藤が「きたひろピンク」という団体名で出展しました。

 

 

展示では、乳がんの状態を体験できる触診モデル、人工乳房の模型などがあり、身近に感じていただけたのではないかと思います。

 

 

 

 

見た目も肌触りも本物そっくりの人工乳房です。専用の接着材のようなものを用いて装着します。

 

 

 

 

チャリティーグッズのシールとファイルです。

 

 

 

 

当院のブレストアートメイクの症例写真と、ご案内のパンフレットです。このパンフレットもクリアファイルも当院看護師のデザインです。

 

 

ブレストアートメイクは乳がん切除後の乳房再建の仕上げとして行われることが多いですが、今回の写真のように乳房の膨らみを作らなかった方にも施術することができます。

 

 

 

 

人工皮膚に施したブレストアートメイクの様子です。多種多様に描くことができます。

 

 

 

 

乳腺外科の柴崎ゆかり先生による無料相談もありましたよ。

 

 

遠藤はブレストアートメイクを行える全国でも数少ない看護師の一人であり、今回のイベントに向けて前々から準備を進めてきました。

 

 

その様子はInstagramにも書いてありますので、アカウントをお持ちの方はご覧になってみてください。

 

 
 
※Instagramアカウントをお持ちでない方のために、これまでの遠藤の取り組みを本人の了承を得て引用します。
 
 
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9月7日(日)北広島市総合体育館にて行われた「元気フェスティバルinきたひろしま2025」にきたひろPINKとして出展させていただきました🎀

さかのぼること2年前、北広島市保健福祉部健康推進課の方へメールをし、北広島市の乳がん検診受診率やクーポンの使用率を問い合わせ、北海道全体や他国と比較したときの検診受診意識を調べていきました。(過去の投稿にもまとめています)
さらに1年前、再度北広島市へ連絡を行い啓発活動を進めていきたい旨を相談したところすぐに連絡が返ってきて、仕事帰りにすぐさま市役所へ足を運んだことを思い出します。

私が行なっているブレストアートメイク®のパンフレットとパソコンを持って
自身の活動や札幌市内や他地域で行われているピンクリボンイベントの概要、沢山お話ししました。
北広島市内で乳がん啓発の実績がない私にとって、初めてのイベント場を「元気フェスティバル」で行なってみるのはどうか、とご提案をいただきました。

それからは、「2025年はイベントを行う、知ってもらう場を自分で作る」を目標に動いてきました。

・乳がんの治療のその先の選択の一つ
ブレストアートメイク®のコーナー
・ピンクリボンin SAPPORO様ご協力による乳がん触診模型体験
・株式会社池山メディカルジャパン様による人工乳房、人工乳首展示
・北広島市の子宮がん検診、乳がん検診案内
などブース展開をさせていただきました。

初めての出展の場、誰かの目に止まってもらえるか不安でしたがしっかり手にとって見てくださったり、お声をかけてくださる方が多くとても嬉しかったです。

実際に来てくださった方の言葉を聞いてびっくりしたのが
「5年前に(検診を)受けたから大丈夫。」
「たぶんわたしはならない。大丈夫。」という自己判断を発する方が多かったこと。
乳がんは早期に発見、治療をすれば治る可能性が高い病気です。
正しい知識を持っていれば、そういった言葉を発する方も少なくなり、検診への意識も高くなると考えます。それを補えるのは、我々医療者の言葉や啓発活動にあると思います。
地道な活動ではありますが、どうか届いてほしい。
そう思いながら続けていきます🎀

足を運んでくださった皆さま、
ご協力くださった皆さま
本当にありがとうございました😊
 
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今回の出展に際して、たくさんの企業の方々にご尽力いただきました。この場を借りてお礼申し上げます。
 
 
15日(月・祝)にチカホで開催されるピンクリボン in SAPPOROにも同様に出展しますので、ぜひ足を運んでいただけたら幸いです。
 

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乳がんは女性の9人に1人が患う病気で、決して珍しくはありません。
 
 
早期発見・早期治療ができれば一番いいですが、残念ながら乳房を広範囲で取らなければならなくなった場合でも、その後の再建手術やアピアランス(見た目)ケアの手段があると知っていれば少しは気持ちが前向きになるのではないでしょうか。
 
 
そんなきっかけになればと思っています。
 

 

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