札幌の皮膚科専門医/美容皮膚科 女医 日景聡子です。
最近、数人の患者様よりご質問をいただきました。
「光治療（フォト、IPLなどジェルを塗って当てる美顔治療）を何回か当てたものの、シミが取れませんでした」
「シミでゼオスキン（外用薬＋化粧品）はやったことありますが、今度はレーザーで治療したいです」
など、今まで様々な治療をした後に当院へお越しになる方も多いです。
そんな中、「前の治療が途中だったのに（たとえば5回が推奨されているものの、効果を感じられず3回でやめてしまったなど）、他の治療へ切り替えてもいいのでしょうか？」とご質問いただきます。
「シミでゼオスキン（外用薬＋化粧品）はやったことありますが、今度はレーザーで治療したいです」
など、今まで様々な治療をした後に当院へお越しになる方も多いです。
そんな中、「前の治療が途中だったのに（たとえば5回が推奨されているものの、効果を感じられず3回でやめてしまったなど）、他の治療へ切り替えてもいいのでしょうか？」とご質問いただきます。
途中まで治療している段階で他の治療に替えてもいいのか、相乗効果はともかく打ち消し効果がないのか、など不安がおありのようです。
結論から申し上げますと、他の治療から途中で切り替える分には全く問題ありませんし、場合によっては同時進行することも可能です。
たとえば、シミや毛穴など肌質改善も兼ねた外用治療としてガウディスキンやゼオスキンのセラピューティックがありますが、レーザー治療との併用が可能です。
（当院はガウディスキンを採用していますが、ガウディスキンを開発された先生ご自身がレーザーとの併用を勧めていらっしゃいます。）
当院では顔のレーザー治療として、
☑ピコレーザー（スポット＋トーニング、ピコトリプルなど）
☑レーザーフェイシャル（顔脱毛を兼ねる）
を行っていただくことが可能ですが、特にピコレーザーは導入施設が少ないこともあって希望される方が多く、冒頭のようなご質問をいただくことが多々ありました。
前の治療で効果が感じられなかった、悪化した、途中で続けられなくなった、などの理由でピコレーザーをご希望の場合、いろいろと考えながら方針を組み立てていきます。
当院のピコレーザーは3種類の波長を駆使しますので「どこにどう当てるか」が重要ですし、なぜ効果が出なかったかの考察は必要です。
診断が間違っていたか、設定が不適切だったか…その手がかりとして、むしろ今までの治療歴は教えていただけると助かります。
当院のピコレーザーは3種類の波長を駆使しますので「どこにどう当てるか」が重要ですし、なぜ効果が出なかったかの考察は必要です。
診断が間違っていたか、設定が不適切だったか…その手がかりとして、むしろ今までの治療歴は教えていただけると助かります。
前も書きましたが、他院で治療を受けていたことに対して怒ったりしません（笑）
私は開業時にピコレーザーとガウディスキンを導入しましたが、今までの職歴でIPLもゼオスキンも経験があります。
シミ治療が初めてという方だけでなく、いろいろ治療されてきた方のご相談もお受けしております。
ここで、典型的な経過をご紹介いたします。
この方の頬にある紫がかった色素斑はADM（後天性真皮メラノサイトーシス）といって、シミに見えるものの実際はアザに分類されるものです。
アザは深いところにメラニン色素があるため、フォト（IPL）やゼオスキン・ガウディスキンのような外用治療は無効で、レーザー一択となります。
他院でフォト（IPL、光治療）を複数回受けたものの、ここだけはどうしても消えなかったとご相談にいらっしゃいました。
3ヶ月おきに3回ピコレーザーを照射しました。
ADMは3〜6ヶ月ほど間をおいて複数回治療が必要です。5回以上かかる場合もあります。
額や鼻にもできることがあり、分布が診断の手掛かりになります。
当院でシミ相談の時に洗顔してフルフェイスの写真を撮影していただくのは、ご本人が気づかないところにも同じ病変が隠れている場合があるからです。
この方も、わずかですが額にもADMがあり照射しました。
今回のようなケースは、むしろフォトからピコレーザーに切り替えないと治療ができないということになりますね。
シミ治療は事前の診断に基づいた治療計画がとても大切ですので、そこを大事にしております。
難しいシミは確かにあります。
どの治療法を選んでも難しいケースは今までたくさん経験してきました。
残念ながら魔法の手は持っていません。
しかし、お一人ずつお顔を見て、画像をフィードバックして毎回考えながら治療することで、現時点で私の考えるベストをご提案できたらと思います。
しかし、お一人ずつお顔を見て、画像をフィードバックして毎回考えながら治療することで、現時点で私の考えるベストをご提案できたらと思います。
以下、治療の詳細を記載いたします。
【治療費】
初診料3,300円 再診料1,100円
画像診断 初回のみ2,200円 経過時の撮影は無料です。
ADMのピコレーザー治療
※1回ごとの治療費です。
両頬 11,000円
両頬＋額 22,000円
⚠️副作用・合併症
レーザー照射後の水疱、色素沈着
トラネキサム酸内服やハイドロキノン外用を併用することがあります。
今回の方もハイドロキノンの外用を行っています。
トラネキサム酸 30日分
1,100〜2,200円（用量で変わります）
4%ハイドロキノンクリーム
5g 2,200円（5月より2,750円）
シミ・アザのご相談は、ホームページの美容皮膚科WEB予約からお願いいたします。
初診料3,300円 再診料1,100円
画像診断 初回のみ2,200円 経過時の撮影は無料です。
ADMのピコレーザー治療
※1回ごとの治療費です。
両頬 11,000円
両頬＋額 22,000円
⚠️副作用・合併症
レーザー照射後の水疱、色素沈着
トラネキサム酸内服やハイドロキノン外用を併用することがあります。
今回の方もハイドロキノンの外用を行っています。
トラネキサム酸 30日分
1,100〜2,200円（用量で変わります）
4%ハイドロキノンクリーム
5g 2,200円（5月より2,750円）
シミ・アザのご相談は、ホームページの美容皮膚科WEB予約からお願いいたします。
【お知らせ】
クリニックのHPはこちらです。
クリニックのHPはこちらです。
==================
バナーをクリックして下さいね！
