ちなみに私は全照射しましたが、Vラインはビキニラインだけを照射することもできます。(「三角のところ」を残すことはできます。)
温泉に行く方で「全部脱毛しちゃうのは恥ずかしい」という方は、ビキニラインとIラインとOラインをするとよいと思います。
以前は、デリケートゾーンの脱毛をする女性は少数派でした。
「外国では多いけど日本では…」という感じでしたよね。
私が大学生の頃は、「デリケートゾーンの毛のない子は遊んでる」など、今から考えると首をかしげるような思い込みやイメージがつきまとっていました。
今ではそんなことを言う人は少なくなり、むしろ「見えない部分にも気を配っている」「ちゃんとデリケートゾーンもお手入れしている」などプラスの印象が多いと思います。
時代の流れから、デリケートゾーンの問題にも向き合おうという風潮になってきました。
私は更年期関連の仕事もしていますが、40代後半になると女性ホルモンが減ることからデリケートゾーンにもいろいろな悩みが出てきます。
☑デリケートゾーンが乾く・痒くなる
☑骨盤底筋群が弱くなり、出産の影響と合わさって尿漏れがひどくなった
というのが代表的です。
人知れず悩んでいる方も多く、私のブログでもアクセス数が多い記事です。
最近はデリケートゾーンのことをフェムゾーン(Female=女性)と呼んだり、フェムテック(Female+Technology)といって女性固有の生理・妊娠出産・更年期に向き合う製品や技術が続々と出てきています。
デリケートゾーンに意識を向けることがタブーではなくなり、むしろ前向きにとらえようという流れになってきていることで、ご自身のデリケートゾーンを綺麗に整えたいと思う女性が増えてきていると感じます。
【2023年11月追記 腟HIFUを導入しました】
デリケートゾーンの脱毛といえば、介護脱毛という言葉が出てきますね。
私も過去記事でご紹介していますが、かつて往診へ行っていた時は乾いて固まった便が毛にからまっている様子を何度も目にしたこともあり、やっぱり毛が少ない方がいいのかなあと当時は思っていました。
その後、様々な介護の現場の声をきくと、きちんとケアすれば別に毛があっても大丈夫だという意見もあり、介護脱毛が必要かというのは議論があるようです。
正直申し上げて介護の質は施設間で差が大きいと思いますので、人手があってケアが行き届くのであれば毛があっても問題ないのだと思います。
第一、自分が介護を必要とするかは誰にも分かりません。
事故で突然死するかもしれませんし、ピンピンコロリかもしれません。
未来に向けて脱毛するといいながらも、認知症になってしまえばその恩恵は自分自身で感じられないのも事実です。
でも。
「介護脱毛」という言葉は、女性がデリケートゾーンの脱毛をする時に、ちょうどよい動機・理由付けになっているんだと思うのです。
興味はあっても「今さらちょっと恥ずかしいな」という思いもあるでしょうし、旦那さんを含めてご家族のリアクションもあるでしょう。
私自身、去年「デリケートゾーンの脱毛をしようと思うの」と夫に言ったところ、「何で今さら?」とすごく怪訝な顔をされたことを覚えています。
いや、仕事なんですけどね(笑)←スタッフへの技術指導
誰にも全く知られない環境であればいいのかもしれませんが、やはりご家族の目が気になる女性は多いでしょうし、そんな時に「あのね、介護脱毛っていうのがあって、白髪になるとレーザーが反応しなくなっちゃうから…」と言うことで丸くおさまるのではないかというのが私個人の考えです。
デリケートゾーンへの意識が高まっているとはいえ、男性はそんなことを知る機会がないですもんね。
このブログを読んでいらっしゃるのは女性が多いかと思いますが、男性の方でもし奥様が「あのね、介護脱毛っていうのがあって…」とおっしゃってきた場合、「介護なんてそんな遠い将来のことを気にしてもしょうがないじゃないか!」と言うのではなく、「介護が必要にならない方がいいけど、そっか、今のうちにしておいた方がいいんだね」と受け止めていただければと思います。
ちなみに、美容にも脱毛にも全く興味のなかった私の夫ですが、その後脱毛にハマってしまったという話は後日書きます(笑)
※当院のVIO脱毛は女性のみです。あらかじめご了承ください。