札幌の皮膚科専門医/美容皮膚科 女医 日景聡子です。
冬の乾燥と手洗いと消毒で、手を酷使する日々ですね。
私も、赤みやひびわれはないものの乾燥してヒリヒリしてきています。
皮膚科で手荒れに対して処方するものとしては、
■保湿剤(ヒルドイドやビーソフテン)
■ワセリン(サンホワイトやプロペトも)
■治療薬(各種強さのステロイド剤)
が中心です。
(この他、必要に応じて漢方を処方することもあります。←私の場合)
保湿剤とワセリンはどう違うの?とご質問いただくこともありますが、基本的にワセリンは水分の蒸発を防ぐ蓋の役割をします。
保湿というより保護です。(なので、上記ではあえて分けて書きました。)
保湿剤は、皮膚の水分量を増やす働きをします。
保湿剤を塗った上からワセリンで蓋をするのがフルコースですが、そこまでしなくても大丈夫な方もいます。
保湿剤はしみることがあるので、じゅくじゅくしている場合やひびわれがひどい場合はワセリンだけを使っていただくこともあります。
たいていは手洗いの合間に保湿のものや薬を塗っていただくことになりますが、ワセリンは水仕事の前に塗ることで手を守るという使い方もできます。
ワセリンの融点は45℃くらいなので、家事に使うお湯の温度では流れにくく皮膚を守ってくれるんですね。
で、どのくらい塗ったらいいかなんですが。
私が試してみたところ、両手全体で米粒1-2粒分くらいの量がちょうどいいです。
お好みもあるでしょうが、それ以上塗るとお茶碗がすべって割れそうですし、タオルや洗濯物がベトベトになります。
体温より高い熱めのお湯を使っても皮膚に残ってくれました。
お茶碗洗いの時など炊事手袋をされる方も多いでしょうが、私は手が小さ過ぎて炊事手袋がうまく使えないので、食洗器と手洗い(鍋など)を併用しているんです。
今日は私の実体験をもとにレポートでした。
ワセリンは処方もできますし、ご自分で持っていらっしゃる方もいると思いますので、ぜひ試してみてくださいね^^





