札幌の皮膚科専門医/美容皮膚科 女医 日景聡子です。

 

 

「よその病院からトランサミンをもらって飲んでいたのですが、全然シミが薄くならなくて…」とシミ治療のご相談に来る方も多いです。

 

 

トランサミンはトラネキサム酸という成分で処方されるお薬で、病院によってはリカバリンで出されているかもしれません。

 

 

CMでおなじみのトランシーノも同じなので、ご自分で買って飲まれている方も多いかと思います。

 

 

この他にもビタミンCなどのサプリメントがありますね。

 

 

飲み薬を飲んでいるのにシミが全然変わらない…と多くの女性がお悩みですが、ここには大きな誤解があります。

 

 

シミの種類は全部で4種類、プラス見た目にシミと認識されているアザ・イボの仲間も加えると6種類あります。

 

 

このうち、飲み薬が明らかな効果を示すのは1種類しかありません。

 

 

肝斑という、モヤモヤっとした「くすみ」と認識されるようなタイプのシミです。

 

 

それ以外のシミには特効薬ではありません。

 

 

もちろん飲み薬に美白効果はあるのですが、どちらかというと「これ以上濃くならないようにする」という予防的な意味合いや「炎症を早く治める」効果の方が大きいです。

 

 

夏に紫外線を浴びると一時的にシミが濃くなることがありますが、こういう場合に「元のシミの濃さに戻す」ためにもトラネキサム酸は有効と考えられています。

 

 

(俗に「炎症後色素沈着」と呼ばれるものです。)

 

 

ハイドロキノンというシミの塗り薬もありますが、これも効果に限界がありますし、全く効かないタイプもあります。

 

 

当院では、トランサミン・ハイドロキノンももちろんご用意はありますが、それ以外のシミについても対応しております。

 

 

「飲み薬と塗り薬じゃ変わらなかった…」と諦めていませんか?

 

 

そもそも、あなたのシミは飲み薬と塗り薬だけで治療できるものなのでしょうか?

 

 

もしかすると、レーザー一択でそれ以外は効かないタイプかもしれません。

 

 

まずはそこを知るところからスタートですよね。

 

 

 

 

診察では、診断+どの治療が向いているのかお伝えしています。

 

 

治療の選択肢が複数ある場合、あなたの希望ももちろんお聞きしています。

 

 

早く決着を付けたい、テープは嫌、少しずつキレイになりたい、シミ以外のお悩みも一緒に…など、お一人ずつ望むものが違いますよね。

 

 

それによって最終的に目指すところが変わってきます。

 

 

何年も飲み薬を飲んでいるのに変化がないという方、それは効かないものに対して飲んでいるのかもしれませんね。

 

 

シミの種類と飲み薬の関係は、こちらで詳しく解説していますのでご覧下さい^^

 

 

 

 

なお、当院では、美容目的のトランサミン(トラネキサム酸)やビタミンCなどは自費として処方しております。

 

 

が、あくまでも健康保険上の理由であって、自費で大きく利潤を出そうという意図ではありません。

 

 

原価に近い価格でお出ししていますので、その点は何卒ご了承ください。

 

 

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