こんにちは。 札幌出身の皮膚科専門医/美容皮膚科女医のSatokoです。

 

昨日、女性ホルモンとスキンケアについて書きました。

今日はその続きで、違う観点から女性ホルモンと肌の関係を見てみます。

 

 

エストロゲンが減ると、肌の乾燥・たるみに繋がる

 

女性ホルモンの1つであるエストロゲン、更年期になると減ってきます。

 

更年期症状には様々なものがありますが、肌の乾燥やシワ・たるみの進行にも関わってきます。

 

エストロゲンは、皮膚の最外層である角層の水分保持や、

コラーゲンの増加に関わっているからです。

 

(↑画像お借りしております)

 

できれば、エストロゲンを減らしたくない…という方。

大豆イソフラボンは女性ホルモンに似ていると聞いたことありませんか?

 

大豆イソフラボンはエストロゲンに構造が類似しています。

また、大豆イソフラボンは、腸内細菌によってエクオールという物質になり、

これが高いエストロゲン作用を持っているんですね。

 

エクオールのサプリメントも何種類か売っています。

 

 

エクオールを自分で作れる人、作れない人

 

ソイチェック®ってご存じでしょうか。

 

自分が体質的にエクオールを作れるかどうか、尿検査でわかるキットです。

 

エクオールを作れる人は、日本人で50%程度、欧米人で20-30%程度だと言われています。

これは、エクオールを作れる腸内細菌がいるかどうかです。

 

なぜ、日本人は欧米人よりも割合が高いのか?

 

これは、まだはっきりとしたことはわかっていないようですが、

長年の食生活で大豆製品を摂取しているからではないかと言われています。

 

 

エクオールは、目尻のシワの進行を抑える報告もあります。

 

目元の小じわは、皮膚の乾燥や真皮のコラーゲン減少が主な原因ですが、

エストロゲンの、角層の水分UPとコラーゲン増加作用を考えると納得ですよね。

 

豆腐・納豆・豆乳…お味噌汁そのものも大豆からできていますから、

日頃から大豆食品を食べて、大豆イソフラボンを摂取するといいですね。

 

明日は、そんな大豆イソフラボンを摂取するときの注意点を書いてみようと思います。

 

ところで、昨日(アメリカ時間)、無事に美容講座を開催しました。

総勢29名で、とても楽しい時間を過ごせましたルンルン

一緒に準備して下さった皆様、ご参加下さった皆様、本当にありがとうございました照れ

 

いただいたご感想を含め、ブログでの詳しいご紹介は2月上旬を予定しておりますが、

写真を数枚インスタグラムに投稿してみましたので、

よろしかったら覗いてみてくださいね。

 
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いつも最後までお読みいただき、ありがとうございます。