そして、洗顔の時に泡立てネットを使っている方も多いですね。
今日はそんな「お風呂グッズ」の注意点をあげてみます。
緑膿菌(りょくのうきん)って聞いたことがありますか?
水道の蛇口周りが緑色になる、あの原因菌です。
水分と、42℃くらいの環境を好みます。
部屋の湿度を保つために浴槽にお湯を張りっぱなしにしている場合、
また24時間風呂の場合、特に汚染リスクが高くなります。
(ちなみにアメリカでは、ジャグジーからの感染報告が多いようです。)
湿度の高いところに置きっぱなしにした泡立てネットやナイロンタオル、
実は緑膿菌が増えているかもしれません。
「そんなの当たり前でしょ」
と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、
「うちは加湿器がわりにお風呂にお湯を張っています」
という方は要注意なのです。
緑膿菌は、もともとの病原性は弱いのですが、
免疫力の落ちた方では問題になります。
院内感染の原因菌としても知られています。
日常生活では特に問題ないと思われがちですが、
ナイロンタオルでゴシゴシ体を擦っている方…
緑膿菌を皮膚に塗りこんでいるかもしれません
毛穴が炎症を起こし、ニキビのような症状が出ることも。
緑膿菌には普通のニキビの薬が通用しません。
また、抗生物質が効かないことも多く(薬剤耐性)、
治療には時間がかかります。
泡立てネットそのもので顔を擦る人は
さすがにいないと思うのですが、
泡立てネットも雑菌が繁殖しやすいです。
お風呂場に置きっぱなしにしないようにしましょうね
正常な免疫の方でも緑膿菌が問題になる場面がもう1つ。
それは、爪です。
グリーンネイルって聞いたことありますか?
文字通り、爪が緑色になるのですが、
これは爪に緑膿菌が感染してしまった状態なんですね
多くの場合、爪の水虫も合併します。
原因は…ネイルが多いです。
緑膿菌自体の病原性が弱いため、
自覚症状がないことも多いのですが、
ネイルを取り替えるときに自分の爪が白~黄色く濁ったり(水虫)、
緑色に変色している場合は(緑膿菌)、
ネイルをお休みしましょう。
爪を乾かす必要があります。
水虫かどうかは、皮膚科で診断できます。
冬はブーツで足が蒸れやすく、意外に水虫菌を繁殖させやすいです。
冬にも足のネイルをしている方は、特にご注意を
手にネイルをしている方は特に、
手を洗ったら、しっかり水分を拭くことも大切ですね