札幌出身の皮膚科専門医/美容皮膚科女医のSatokoです。
先日、久しぶりに髪を切りに行きました。
アナーバーでは珍しい、日本人の美容師さんです
お友達ともよく話しますが、美容室はやっぱり日本人のところが安心できます。
それは、言葉の問題だけではありません。
やっぱり、日本人の好みとか感性とかオシャレとかをわかってくれるということが
キーポイントになっているからです
アメリカ人の美容師さんは、カットというと髪の毛をパッツンに切ります。
「梳く」ということをあまりしてくれないのです。
パーマも、いわゆる「ソバージュ」に近くなります。
日本人が好きな、ふんわりゆるっと、とかニュアンスパーマ、とか、
そういう曖昧な感じは通じないんです。
仮に十分な語学力があったとしても、思い通りに仕上げてもらうのは無理だと思います。
それは、アメリカ人はそういうのを知らないし、やったことがないし、
それがオシャレだという感性がないからです。
服装も同じで、アメリカ人の普段の格好はとてもカジュアルです。
ショートパンツにTシャツとか、スポーツウェアのまま買い物に来たり。
若くても、お化粧をしていない女性が結構多いです。
↑アナーバーのダウンタウンで開催されたArt Festival。みんなカジュアルなスタイルです。
今でこそ日本でもカジュアルな格好が流行ってきていますが、
私が大学生の頃はエビちゃんOL全盛期で、私も完全にそういう服装をしていました。
アメリカの大学にエビちゃんOLで通うと、完全に浮いてしまいます。
その代わり、アメリカ人はパーティーの時には思いっきりドレスアップしたり、
ハロウィンには本気の仮装をしたり、メイクバッチリだったり、
オンとオフがはっきりしています
アメリカ人はホームパーティーを良く開催しますし、チャリティイベントなどもたくさんあります。
そういった習慣や文化が、スタンダードを作っていくんでしょうね。
アナーバーはミシガン大学があるため、
多くの国から人が集まるインターナショナルな街なのですが、
国ごとにオシャレや美の基準が違うのがよくわかります
まさに「美は文化」。
この言葉は、先ほどの美容師さんが言っていたのですが、まさにその通りですね。