ちょっと前になるけど、11+の受験が終わったあとに、イギリスの御三家(これは私が勝手に言っているだけで実際はそんなものないw)のSt. Paul’s schoolから、なぜうちの学校を選ばなかったのか、というアンケートが来た。

別に回答しなくても良かったんだけど、折角だから(?)記入して返信した。

学校のランキング的には最終的に進学を決めた学校よりもSt. Paul’s の方が全然高かったんだけど、それでも蹴った理由があった。

遡る事数ヶ月、学校見学のオープンデーの時。
親子3人で学校を訪れて、St. Paul’sのスタッフや先生何人かと話す機会があった。
どんな意図があったのか知らないけど、話した人全員が息子に同じ質問をした。

「今どの学校に通っているの?」
 
息子はアクトンにあるcomprehensive school(公立校)に通っている。
学校自体は2015年に出来た新しい学校で、卒業生を出すのは息子の年で3年目。
とはいえ、わりと大きなアカデミーのグループ校だし、場所が公園の中、と言うこともあって、地元の人は皆知っている。

でも、St. Paul’sの先生達は誰一人として知らなかった。うちから学校まで自転車で20分強。同じ西ロンドンなのにな。

これは考えすぎかもだけど、校長先生のお話でも、小学校(primary school)の事を「Prep school」と言っていたし、思うに、私立の小学校以外から来る子を想定していない様な感じ。

オープンデーで地理のクラスがゲームを取り入れた催し物をしていて、そのうちの一つが、国とその食べ物を結びつけよう♪と言うもの。

机には国の名前の書かれたカードと、食べ物の写真。

かろうじてSpain =Tortilla は分かったけど、あとジャマイカとかキューバとか、食べ物の写真を見てもそれがどこの国のものなのか息子は勿論、私も全く分からない。(jerk chicken とかそういうのじゃない)

そしたら担当の先生が息子に
「ほらほら、カリビアンの食べ物といえば〜
思い出してっ!♪」って。

私、後から夫に言いました。
「ね、、さっきのあれって、カリビアンに行った事があるの前提に聞こえたんだけど。」
そしたら夫も全く一緒の感想!
私の被害妄想じゃなかった。笑

うちは子供が生まれてからのホリデーは、日本、ドバイ、あとはギリシャ、スペイン、フランスなど近場で比較的安いヨーロッパを中心に。
カリビアンとか、インド洋の島はいつかは行きたいと思っているけど、10歳の子供が行く機会はなかったなぁ。

でも世の中にはハーフタームなどのお休みの度にあっちこち素敵な所に旅行に行きまくっている人もいるのは確か。

この学校に感じたことは、通っている子の生活レベルが違うな、という事。

公立小学校出身の人はいるんですか?と聞いてみたら、11+で入学する子の半分は公立小学校からよ、って。

あのですね、この学校はSt. Paul’s Junior Schoolという小学部を含め、幾つかのエントリーポイントがあるんだけど、、入学の定員はそれぞれこんな感じ。

7+ entry : 54人
11+ entry : 36人
13+ entry : 198人
16+ entry : 20人

うちの息子が受験した11+、半分が公立校、って36人の半分は18人だが?!💦もしかして全体の1割もいない?

それに引き換え、と言いますか、入学を決めた学校は、生徒は私立小学校出身が多いにも関わらず、雰囲気が普通、、少なくとも圧倒的セレブ感を感じないのがよかった。

そしてオープンデーで話した先生方は皆息子の学校を知っていた。

セレブ感を感じるか、それを気にするかというのは本当に人による。
周りを見ていると、私みたいな外国人は意外と気にしていない感じ。
それは階級に属していないからかなと思ったりもする。

階級問題奥深し。いつか掘り下げて記事を書いてみたい。



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でも、イギリス人って傘ささないの。笑

ちなみに英国人は基本傘をささない。レインジャケットへの絶大なる信頼…笑