昨日のブログで、イギリスのサービスを利用し出したら、意外に良かった、という話を書いたけど、最初は勿論(?)そうではなかった。

イギリス生活2年目がイギリスの生活への不満のピークで、電車が遅れる、荷物が届かない、店員の愛想が悪い、食べ物がまずい、もぉ上げ出したらキリがないくらい不満鬱憤溜まりまくり。ゲロー

一方、慣れ親しんだ日本のものは何でも世界一。基礎化粧品はもちろん、シャンプーや下着など身の回りのものは全て日本から持って来たものを使っていた。

それが変わり始めたのは、2008年、結婚する直前。
イギリスに来てからずっと悩まされていたニキビをなんとか結婚式までに治したい。悲しい

レーザー治療をするつもりで、ロンドンのクリニックが沢山ある事で有名なハーレーストリートにあるプライベートの皮膚科の病院の門を叩いた。
そこで処方されたObagiの基礎化粧品一式と、高濃度レチノールで今まで悩んでいたのが嘘のように2ヶ月でつるっつるのむき卵肌に✨
イギリスの信頼度爆上がりの瞬間です。笑
(Obagiはアメリカの化粧品だけど、それをチョイスするイギリスの皮膚科医を評価って事で)

どれ位美肌になったかというと、外を歩いていたら信号待ちの時に肌を褒められるくらい。私の人生のピーク。笑デレデレ

その後、イギリスに20年住んで、来たばかりの時と比べるとイギリスも私自身もあちこち進化した。
レストランの食事のクオリティーは絶対に向上したし、私もそもそも店員に愛想よく接してもらおうと期待もしなくなったし、電車が遅れるのはあるあるになって、いちいちイライラしなくなった。

日本には毎年1-2回は帰っているから、完全に浦島太郎状態ではないつもり。それでも、たまに日本のテレビとか音楽番組を見るとその独自の進化(?)というか、20年前から進化していないというか、びっくりする。

インドのボリウッドって、なんか独特のインド感があるけど、日本の音楽番組も、演歌とかじゃなくて、普通に誰が歌ってても、リズムや、発声の仕方、衣装、照明など、独特の日本さがある。

自分は日本人だけど、なんか日本を客観的に見ているところが多々あって、立ち位置的には、日本人でもイギリス人でもなくて日本の大ファン、という感じ。

そんな立場で日本を見ると、日本ってホント独自の進化してるな!と思う。

それが愛しくもあり、もどかしくもあり。

お隣の韓国が、派手な演出のK-POPで世界を沸かし、ハイブランドがアンバサダーとして韓国人セレブリティを起用したりするのを目の当たりにすると、日本も頑張れ〜と思う。