私の日常は誰かの非日常 | 手の為るように輪を描く*tenariya*

手の為るように輪を描く*tenariya*

長野県の八ヶ岳山麓在住の絵描きです。日々のつぶやきや、アートについて綴っています。

旅しながら生きられたらどんなに幸せだろう

行きたいところに行って

住みたい町に住んで

また次の町へ行く

 

地元の企業に就職して

実家に住んでいた頃

わたしはそんな夢のような日々を空想していた

 

まさかあれからたった数年で

自分がそんな生き方をするとは思ってもみなかった

 

むしろあの頃の私は

そんなの一部の大金持ちか

高いスキルを持ったプロフェッショナルしか

出来やしない。と思っていた

 

金なし

資格なし

華やかな経歴なし

そんな自分が今

あの頃の夢を叶えている

 

まさかこんなに簡単に流れ者になれるとは知らなかった

 

同時に簡単になれてしまった呆気なさもある

 

この生き方をしていると

すごいね!

色んなところに行けて羨ましい!

私には無理!そんな勇気ない

 

という言葉をよく掛けられる

(結婚しないの?

落ち着かないの?

親は何も言わないの?も同じくらい)

 

最初の頃はあまりにも

ちゃらんぽらんな人生に罪悪感や

すごいね!の言葉の裏側を

あれこれ勘ぐっては憂鬱な気分になっていた

 

すごくないよ!

ドロップアウトしただけの社会不適合者だよ!

まっとうに生きているあなたの方がよっぽどすごいよ!

 

って事あるごとに否定してました

 

私は兎に角まっとうな大人になりたかった

ちゃんと就職して、経済的に自立して、

親孝行して一端の人間になりたいと思ってた

今思えばそれは10代半ばから強烈に感じてた

 

そんな理想とは程遠い自分を

どこかふつうからズレてしまった自分を

受け入れられるまで何年かかっただろう?