基礎を身に付ける為の手段 | 数学の偏差値50未満のあなたが3つの習慣で成績を上げ国立大学や有名私立大学に合格する方法

数学の偏差値50未満のあなたが3つの習慣で成績を上げ国立大学や有名私立大学に合格する方法

「試験で数学の問題が解けない」「数学の成績が伸び悩んでいる」「数学の勉強法が分からない」そういった悩みはありませんか?
ここのブログではその様な悩みを抱えたあなたの数学の偏差値を10上げる為に数学に対する考え方や勉強法を変えていきます。

高校大学の一番の大きな違い・・・

それは、高校は決められたカリキュラムを
一通り受けるのに対して、
大学は自分の受けたい講義を
組み合わせて受ける事ができます。

学期末や中間の試験やレポートが
基準値を満たすと「単位」というものが
もらえますが、この「単位」が
進級や卒業の条件を満たしさえすれば
後は自由です。

自分の専門以外の講義を受けて幅広い知識を得るのも、

空き時間を作って、自分の趣味や活動の時間に当てるのも、

ちょっとハードルは上がりますが、
場合によっては早めに必要単位を取って一年早く卒業・・・
なんていう事も、できてしまいます。

高校生までは周りのみんなが
同じ科目を受けているので、それは
合計点や偏差値という一つの物差しで測られていましたが、
大学では、あなたオンリーワン
あなただけの勉強が始まります。

第一志望の大学で、
そんな大学生活を送っている自分の姿を
毎日にやにやしながら想像してみて下さいね。

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こんにちは。
数学偏差値アップアドバイザー
田中聡です。

前回の記事では
基礎は簡単ではない」という
お話しをしました。

そして、
基礎とは知識ではなく感覚を身に付ける事
というお話もしました。

今回はそんな基礎について、
どうやって身に付けるか?
というお話をしたいと思います。

その前に次の式を見てみて下さい。

23 + 41 = 62824






この式を見て、どう思いましたか?

明らかに「あれ?」 と違和感
持ったのではないですか?

では、この式はなぜおかしいのでしょうか?

23 + 41 の答えは
本当は 64 だから
おかしいのでしょうか?

2桁 と 2桁の数字を足して
5桁になってしまっているから
おかしいのでしょうか?

実際、ほとんどの方は
「あれ? おかしいぞ!」という違和感が
真っ先に来ていると思います。

理由を考えたとしても、それは
その違和感の後の筈です。

この様に、理由を考える前に
違和感を感じてしまっているのは、
それはあなたに足し算の感覚
即ち「基礎」が
身についているからです。

では、あなたは一体どうやって
足し算の基礎を身に付けましたか?

小学校の時を思い出して下さい。
みんな 1 + 1 の様な1桁の簡単な足し算から
始まって、そして2桁、3桁と徐々に
レベルアップしていきます。
そして、足し算以外にも
引き算、掛け算、割り算といった計算も
行なっていきます。

そして、算数ドリルやりましたね。
授業や宿題でひたすら計算をする。
苦痛な時間と感じた人も多いのではないでしょうか?

そして、足し算、掛け算、割り算といったものは
日常の生活でもよく使います。

自分のお小遣いの残り金額を計算したり、
お菓子をみんなで仲良く分けたり・・・

実は、そういった何度も繰り返し
自分で計算した事が
あなたの基礎として
身についていっているのです。

実は、数学を身に付ける上で
何度も使う」という事が非常に重要です。

なぜなら、自分で反復・繰り返して使う以外の方法で
感覚を身に付ける事ができないからです。

スポーツや将棋等のゲームもそうです。
知識や理論を本で得ているうちは、
まだ感覚が身に付きません。

実際に自分でその場所に立って
ゲームをしたり、素振りをしたりして
自分の体に染みついていくのです。

そして数学では「使う」唯一の手段は
問題を自分で解く事です。

ここは重要なのでもう一度言います。

いいですか・・・。

自分で解く。

ですよ。それは、

先生の説明を聞く事でも、

板書をノートにうつす事でも、

解答を見て理解する事でも、

人が解いているのを見ている事でもありません。

あくまでも、白紙の上に
解答を見ないで

自分で解く。

事が必要なのです。
(あまりにも重要なので3回言いました。)

私が塾講師をやっていて、
数学ができる人とできない人の一番の違いは
ここでした。

数学のできる人は、この「自分で解く」事が
自然とできています。

一方、できない人はこの「自分で解く」ステップを
とばしている事が多いのです。

基本問題だから「こんなの分かる」ととばしてしまったり、

解答を見て理解しただけで終わらせてしまったり・・・

もしも、あなたに心当たりがあるのなら、
まずはこの「自分で解く」という事を
意識してみて下さい。

それだけでも、数ヶ月後には
大きな成果となって現れます。