どっしり構える
心の底から
胸の内から
言葉を発しよ
そうすりゃ、わかって貰える
あなたの気持ち
思いのたけをぶちまける
ひとりニンマリ悦に入る
おそらく空振り、恥をかく
「心ここにあらざれば」
すべて台無し、無駄なこと
それを承知で、書きなぐる
やっぱり馬鹿は死んでも馬鹿だ
日々精進せよ、覚悟して
日々是好日、幸せだなあ
だが、しかし、だが
「心ここにあらざれば」
絵に描いた餅、食われない
みじめな姿で、野垂れ死ぬ
やっぱり馬鹿は死ぬまで馬鹿だ
幸せいっぱい、胸いっぱい
余はこれで満足じゃ
幸せの意味を噛みしめる
これ以上の幸せはないと思う
ところが欲張る、もっと、もっと
「心ここにあらざれば」
尊いものさえ見えなくなる
やっぱり馬鹿は死んでも馬鹿だ
あなたの心と私の心が一つになって
心同士で結ばれる
お互い気遣い寄り添いながら
分かち合える、喜びも悲しみも
同じ思いで絆が生まれる
心は見えないし、言葉にできないものだ
細やかで繊細、デリケート
覚悟の程はいかがかな
「心ここにあらざれば」
すべて台無し、水の泡
あなたの仕草、その態度
見透かされたら、おしまいだ
おそらく挽回、取り戻せない
勘違い、誤解のたぐい
それでも無理だ、だまらっしゃい
人間、細やかで繊細、デリケート
心は見えない、言葉にできない
見透かされてる、見抜かれている
やっぱり馬鹿は死んでも馬鹿だ