「加勢(かせい)」という言葉も懐かしい。 | ミ―ナに恋をして

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誰も読まない、誰も覗いてくれない、寂しくてしょうがない、甘えたい、すがりたい、泣きたくてしょうがない、でも、誰も助けてはくれない。そんなブログを書いてみよう。


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還暦を迎えたばかりの「ひよこ」です。


昨夜からの、大雪に(50センチは積もったかな)


今日は朝から、除雪作業です。


重くて硬い雨雪です。きつくて、しんどいです。


雪国に生まれてこなかったほうが良かったと、正直そう思う。



今日もお付き合いください。


昔の冠婚葬祭」の相互扶助についてのお話です。


「葬式」は大切な「部落仕事の一つ」であったいう。


婚姻は「手伝い」程度で良いとされていた。



「葬式」これは部落仕事の一つとして粛々と行っていた。


「死に水を飲ます」


(まくら)(めし)」「()(めし)」「()団子(だんご)」「しに弁当」を作ってお供えする。


「食い別れ」()き出しをして故人と共に食事する。


「野辺送り」お見送り。


(いみ)明け」には、餅や団子、饅頭(まんじゅう)を持ち帰ってもらう。


「盆行事」では「迎え火」でお迎えする。


「先祖祭」えじこおろし(いたこ)死人に口ありの世界


「かかぁ役」かまもち(炊事方)や帳場(お悔やみ帳係り)を立てる

「てつだい」「(ひつぎ)かつぎ」「墓穴堀」


不幸のときは近所のものは「自分の仕事を後回しにして」加勢に手伝いに行く。


手伝いを頼まれると、是が非でも「手伝いに行かぬと罰があたる」


祝儀のときは手伝わぬが「不幸のときは必ず手伝いに行く




まめ知識  信心する心を生み出す土壌と母体がある


近所づきあいで、単なる同情心と言う以上に扶助につとめているし、普段の温かい加勢などと通り一変の同情心ではかたずけられない「義務を果たす志」が生きているようだ。


本当に慈悲深い個人を育てる社会的な地域の母体や土壌があったものと思う。



「おらほの地域の昔っこ」の原点、お手本となりそうだ。



みんな、「仲良(なかえ)ぐすればいいこと」だが、「仲たがいすること」のほうが多いの娑婆(しゃば)かもしれない。


娑婆の意味は、「はてな」・・・「ごくつぶし」


穀潰(こくつぶ)し」とは、無駄飯(穀物)を平気で喰らい、なんの役にも立たない人のことらしい。



加勢(かせい)」という言葉も懐かしい。


弱いものいじめをする人を(とが)(さと)す時のことばでもある。


優しく、温かい感じの「ホンワカ」気分になる言葉。


たくましい「田舎のガキ大将」の姿が想像できる。


あなたにも加勢してくれる人、いっぱいいたらいいのに。




とにかく重くて硬い、しょっぱなから、厄介な雪だ。


加勢頼む。